偽りの恋人がどうやらマフィアに居るらしい【中原中也】 (ページ32)

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26:そして奇跡は起きたページ32

此は、夢なのだろうか＿＿＿＿＿?

A｢里穂に中也………此処、何処？｢お姉ちゃんっ!!｣うおっ｣

｢痛いよ里穂！！｣と叫ぶその姿は正しくAだ。

里穂｢心配したんだよっ………もう、お姉ちゃんがっ………意識が戻らないがどっ……!!｣

里穂は目覚めた姉、Aに泣きながら抱き付く。

＿＿＿＿＿＿里穂の涙に釣られてか、中也も自然と涙を流していた。

A｢こらこら里穂。今から一寸だけ中也と二人にさせてくれる？｣

里穂｢うん……!!｣

里穂は涙を拭きながらその場を退いた。

──────

A｢ということで……中也、何か私に言うことあるんじゃないの？｣

中也｢っ………………馬鹿野郎、手間掛けさせンじゃねェ………!!｣

中也は軽く笑うAに抱き付いた。

A｢馬鹿野郎は無いでしょ？………只今｣

中也はゆっくりとAを自分の体から離した。

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中也｢今日で一ヶ月だな｣

A｢そうだね。｣

思い返せば一ヶ月前、二人は"偽りの恋人"としての生活が始まった。

初めはギクシャクしてたけど今は違う。

彼から一ヶ月経った二人の答えは一つ＿＿＿＿＿＿

中也/A｢好きだ/好きです｣

同時の言葉に二人は笑い合った＿＿＿＿＿＿

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＊二人の様子を見ていた探偵社＊

与謝野｢いやァ、いい話だよ。ってかあの子、回復して良かったねェ｣

乱歩｢まぁ僕は最初から気付いてたけどね。二人の関係｣

敦｢でも………お二人、結ばれて良かったですね｣

太宰｢そうだねぇ｣

二人の関係が永遠に途切れません様に______