21:彼奴の過去 ページ27
今回はAちゃんの過去話となります!!
長くなるかもです|ω・`)チラ
*
里穂「13年前、姉は三ツ沢という先刻の男と付き合っていました。」
里穂は落ち着いた声で中也に語り掛けた。
里穂「姉と三ツ沢は周囲からもお似合いのカップルだと云われていました」
ー秀人君、一緒に帰ろー!
ー良いよ、今日は何処かで寄り道してから帰ろっか。
ーうん!
里穂「13年前の姉は、今みたいに静かな性格では無く、いつも笑顔で明るい性格をしてました。所が、ある日______」
───13年前
凛「何で秀人君をとったの?」
A「違う………!私じゃ無いっ………」
凛「嘘吐き!私は秀人君の彼女なのに、とるなんて!!」
────
里穂「当時、三ツ沢には姉の他に付き合っている凛という最愛の彼女が居たのです。彼女は三ツ沢が姉にとられたと想ったのでしょう……彼女は、何も知らない姉に詰め寄ったのです。」
中也「Aは、三ツ沢という奴に他の女が居たのは知ってたのか?」
里穂「いいえ、知りませんでした。そして、彼女が姉を殴ろうとした時、彼女は屋上から落下為てしまい、そのまま命を絶ちました……其れを見ていた三ツ沢は______」
────
三ツ沢「Aちゃん、君が凛ちゃんを殺したの?」
───
里穂「何もしていない姉を最愛の彼女に殺されたと思い込み、姉は三ツ沢に"御前が殺した"と責められました。その事がトラウマになった姉は、過去の自分を消しました………………」
だから姉が過去の事を話したがらないのはそのせいなんです______!!」
Aの全てを話し終わった後、里穂は涙声になっていった。
そして中也の方を向き、里穂は______
里穂「中原さん、姉は______彼奴に銃で撃たれたんです!!どうか…………私の姉を…………助けて………」
ボロボロ涙を流す里穂に、中也は「Aが居る場所を教えろ」と云った。
22:彼女が居る場所→←20:彼奴は嘘吐きな女なンかじゃねェ
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作者名:もえ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mokomokohi4/
作成日時:2018年2月6日 16時