【童話パロ】美女と野獣【中原中也】完結

美女と野獣6 ページ7

さてさて、太宰から求婚(プロポーズ)と心中の誘いをしつこく申し込まれているAはと云いますと………

A｢何回も何回も無理だと言っているでしょ!?｣

太宰｢何でだい!?この街一番の狩人の私との結婚がそんなに嫌かい!?｣

Aは何回も断っていますが、太宰は一向に引く気配がありません。

諦めかけたAは太宰を無理矢理追い出し、キツく扉を閉めました。

太宰｢クソっ…｣

芥川｢今回"も"駄目でしたか……太宰さん｣

芥川はそんな太宰を哀れみの目で見ると、二人はその場を去って行きました。

Aは太宰が帰ったことを確認すると、怒りを顕わにしながら外に出ました。

A｢聞いた？私があんな最悪で最低でしかも自○癖のある彼の男と結婚ですって!?
そんなの絶対嫌だわ!!｣

Aは怒り狂いながら鶏の餌をあげました。

そして、草原に走りながら森の奥深くにある城を見つめました。

フィリップ｢ヒヒィーン!!｣

すると、森の奥深くから基次郎の愛馬フィリップが基次郎を乗せずに帰ってきたではありませんか。

A｢フィリップ!!パパは……?パパは如何したの!!?｣

Aは内心焦りながらフィリップを何とかも落ち着かせました。

Aはフィリップが見つめている森の奥深くにある城に、基次郎が居るのだと推測するとAはフィリップに乗り、基次郎を助けに出発しました。

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