Mermaid*5 ページ5
ふかふかのベッドに、天井から吊り下げられた光る球体、そして海の中じゃなくても息ができるという不思議な感覚。
全てが不思議で包まれている。
樋口さんが帰った後、中也は私に質問をしてきた。
「Aはさ、俺のことが怖くないのか?」
『怖いって……?』
「俺がマフィアの人間だからだよ。普通の人間だったら、俺が"マフィアに所属している"と言っただけで怖くなって逃げる奴がいるンだ。」
『私は……』
私は、どうなんだろう?
海の中には、マフィアに所属している人魚はいないし、寧ろ平和だからあまり分からない。
『私は……中也がマフィアの人間だとしても、貴方が優しい人っていうのを知っているから、全然怖くないよ。』
気づけば海から陸にいた私を、見て見ぬふりをせずに真っ先に助けてくれた人だもん。
「そうか、なら良かった。」
胸の奥がドキドキする。今までこんなこと無かったのに……
「じゃあ俺は一旦、夜御飯の買い足しに行ってくるわ。Aはここで待っておけよ。」
『うん、分かった。』
もしかして私、中也に恋をしているのかな。
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もえ(プロフ) - 紅月ミレーさん» ありがとうございます!最後は2人とも幸せになって良かったです! (2021年10月18日 7時) (レス) id: 17b4d0a3c2 (このIDを非表示/違反報告)
紅月ミレー - もえさん» 完結おめでとうございます(〃ω〃) 中也様と夢主ちゃんの幸せを願っています(^ω^) (2021年10月17日 22時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 紅月ミレーさん» なんとか陸で暮らせるようになりましたね!いやぁ〜良かったですよね! (2021年10月9日 23時) (レス) id: 17b4d0a3c2 (このIDを非表示/違反報告)
紅月ミレー - 夢主ちゃん、陸で遂に暮らせますね(*^□^*) 此れでずっと中也様と一緒に居れますね(〃・ω・〃)=3 (2021年10月9日 20時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
紅月ミレー - もえさん» 夢主ちゃん、このままユシンと一緒に海に戻って仕舞うんでしょうか(´;ω;`) 中也様と幸せになって欲しいです(〃・ω・〃)=3 (2021年10月3日 16時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もえ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mokomokohi4/
作成日時:2021年9月12日 16時