【Noel channel】もぅ二度と...

２３話　【今までと今】 ページ26

--ラムザside--




Aと2人で、あるにあ達を待っていた俺に1年の子から話があると言われた







この雰囲気じゃ、この後何言われるか俺にでも分かる。


Aは気をつかったのか、この場から居なくなったし。


今までだって、こういう事は何度かあった。


でも、Aの前では起きてほしくなかった。









1年ﾓﾌﾞ「す、すみません。卯月先輩とお話し中だったのに...。」


ラ「い、いや...別にかまわない。」









この子が謝る事じゃないし、この子が悪い事した訳でもない。


それにAだって、この後何が起きるのか分かったうえで教室を出て行っただろう。


Aは何も思わなかったのだろうか...。


俺がこの後に何を言われるのか、わかっているのに...。


俺の事...気にもしてないよな...。


まだ再会したばっかだし...俺のことを、ただの幼馴染としか思ってないだろう。









1年ﾓﾌﾞ「もぅ勘づいているかもですが...わ、私...ラムザ先輩のことが好きです/// よ、よかったらお付き合いしてもらえませんか？///」









女の子は顔を赤く染めながら俺に言った








ラ「...。」









Aが俺のことを気にもとめてないって事は、わかりきってる事だ。


でも俺は......。









ラ「ごめん。 俺、好きな人いるんだ...だから、君の気持ちには答えられない。」


1年ﾓﾌﾞ「...そう、ですか...。」








今までだったら

「今は誰とも付き合う気はないから。」

って、断ってきたが...

今は違う。

だって、今は俺の近くに好きな相手がいるんだから。








ラ「でも気持ちは嬉しかった。 ありがとな。」


1年ﾓﾌﾞ「ッ...い、いいえ。 聞いてもらってありがとう...ございました...。」









そう言って女の子は、目に涙を浮かべて教室から出て行った









ラ「はぁ...。」









誰かに好きと言ってもらえる事は、正直嬉しい...。


でも俺が断るたびに、女の子を泣かせてしまう。


そのたび心が痛くなる...。


告白するのは、とても勇気がいるだろうに...。


あの子はすげーな...。


俺にはそんな勇気ねぇよ...。









俺は椅子に座り、机に顔を伏せた









Aが戻ってくる前に、いつもの俺に戻らないとな...。

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挨拶がおそくなりましたが、新年明けましておめでとうございます。今年も、カメ更新の黒夜叉をよろしくお願いしますm(_ _)m

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