20話 【ランチ】 ページ23
--Aside--
ラムザさんと別れたあと、私は11時まで撮影をして、今はカナちゃんとヒナくんの3人で早めのランチ中!
ミツも行きたがってたけど、次の撮影があるからって、マネージャーに連れてかれちゃった!
奏「Aはこの後、学校よね?」
『うん! 午後の授業が始まる前には行くよ!』
日「そういえば、休憩の時に話していた男はクラスメイトか?」
休憩の時...って、ラムザさんの事だよね。
『クラスメイトで、幼馴染?かな!』
日「幼馴染になんで“?”がつくんだ?」
『そう言ってたから!』
奏「日向、今更何言ってんのよ!! Aは幼い頃の記憶ないんだから“?”がついて当然でしょ!!」
日「そうだったな!! 俺達とは普段と変わらないから、その事をつい忘れちゃうな。」
奏「あの子って昨日スタジオに来た子よね? その時に言われたの?」
『うん。』
日「Aが記憶をなくす前は、俺たちは年に1回しか会いに行けなかったけど、幼馴染がいたなんて聞いた事ないな。」
奏「そうよね...。 Aは、あの子達の話を信じるの?」
『うん。 だって、嘘をつくようには見えなかったから。』
それに、どこか懐かしいような感じもするんだよな...。
日「ま、Aが信じるって言うなら、俺たちも信じてやるか!」
奏「そうね!」
日「ただし!! 何かあったら、すぐに俺たちに言えよ?」
『うん! ありがとう。ヒナくん、カナちゃん!!』
記憶を無くしたあの日...私は、カナちゃんとヒナくんの事も覚えてはいなかった。
でも、2人は休みのたびに病院に来てくれて、私にいろんな事を話してくれた。
カナちゃんとヒナくんのこと。
2人のお父さん、お母さんのこと。
私自身は一人っ子だけど、私にとって2人はお兄ちゃん同然なのだ。
日「っと...そろそろ時間だろ? A、学校まで送ってやろうか?」
『大丈夫だよ! 2人共まだ仕事あるんでしょ? 私のことはいいから、仕事に行って!』
奏「わかったわ。 学業とモデル業の両立は大変だけど、無理はしないようにね!」
『わかってるって! 何かあったら、ちゃんと言うから!!』
日「ほら! 奏多行くぞ!! じゃあなA、勉強頑張れよ!!」
『うん! 2人共、仕事頑張ってね!!』
カナちゃんとヒナくんに手を振り、私は学校へと向かった
_______________________
31人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒夜叉(プロフ) - 小倉さんちのトーストさん» コメントありがとうございますm(_ _)mコメント頂けた事が活力になり、仕事の合間になんとか1話だけ更新できました!応援していただいて、本当ありがとうございます!亀更新ですが、これからもよろしくお願いします! (2018年8月30日 17時) (レス) id: 752f8bbbdb (このIDを非表示/違反報告)
小倉さんちのトースト(プロフ) - すごく続きがみたいです!忙しいとは思いますが楽しみに待ってます!!頑張ってください! (2018年8月27日 14時) (レス) id: 8a91b56ecb (このIDを非表示/違反報告)
黒夜叉(プロフ) - くーぼんさん» ありがとうございます( ^ω^ )応援やコメントをいただけると頑張れます(*´罒`*)カメ更新ですが、これからもよろしくです☆ (2018年1月13日 15時) (レス) id: 752f8bbbdb (このIDを非表示/違反報告)
くーぼん - 返信ありがとうございます!覚えてくださってて嬉しいです( >ω<)もちろん、これからも応援し続けます!!(^-^) (2018年1月13日 14時) (レス) id: 06ea0aa9cf (このIDを非表示/違反報告)
黒夜叉(プロフ) - くーぼんさん» くーぼんさん、コメントありがとうございます(^ ^)そして、お久しぶりです!!もちろん、覚えてますよ☆前作でもコメントと応援いただいたのに、今作までコメントと応援いただけるなんて、本当に嬉しいです(*´罒`*)カメ更新ですが、これからも宜しくお願いします! (2017年12月18日 23時) (レス) id: 752f8bbbdb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黒夜叉 | 作成日時:2017年3月18日 15時