152話 【また明日】 ページ11
--Aside--
黒尾さんがいなくなってから
両手で顔を覆い、真っ赤になっているだろう顔と早くなってい鼓動を落ち着かせていると、聞きなれた声が聞こえた
「A??」
顔を上げると、心配そうに私を見ている貴大先輩がいた
『た、貴大先輩!! ど、どうかしたんですか??//』
花「い、いや...食堂の電気がついてて、覗いたらAが座り込んでるから何かあったのかと思ってな。」
『そうですか...。』
花「大丈夫か??」
『大丈夫です...何かすみません。』
私まだ顔赤いよね...鼓動だって早いままだし...。
なるべく顔を見られないように、少しだけ俯いた
どうしよ...
なんか言わなきゃ...
でも何を言えば...
見られてないよね??
聞かれてないよね??
そんな事を考えていると、目の前に私の好物が差し出された
花「よくわかんねぇけど、コレやるから元気だせ!!(ニッ」
『いいんですか??』
花「あぁ!!」
貴大先輩...本当に優しいな...。
てか、貴大先輩って私よりもキャンディーちゃん持ち歩いてるよね??
なんでだろ??
貴大先輩にこれ以上気をつかわせるのも悪い。
鼓動も落ち着いてきたし、いつもの私に切り替えなきゃ!!
差し出されたキャンディーちゃんを受け取る
『ありがとうございます、貴大先輩!!(ニコ』
花「ッ// ど、どういたしまして//(一瞬抱きしめそうになった)」
貴大先輩からキャンディーちゃんを受け取り、食べようとした私はある事に気がついた
『キャンディーちゃん食べる前に、お風呂入らなきゃ!!』
花「まだ入ってなかったのかよ! さっさと行って来い!!」
そう言って私の手を引き、立ち上がらせてくれた
花「風呂入って、キャンディー食って、元気になれよ!!(ニッ」
『はい!!』
貴大先輩は本当に優しすぎる。
きっと女の子にモテるんだろうな...。
-----ズキッ-----
『ッ...』
なんだろ...今一瞬、胸が痛かったような...
病気...じゃないよね??
うーん...ま、病は気からっていうし...
気にしないでおこう!!
花「A?」
『ッ! じゃぁ私はお風呂に行ってきます!!』
花「あぁ!! また明日!!」
『また明日、おやすみなさい!!』
花「おやすみ」
貴大先輩に頭を下げ、お風呂場へと向かった
“また明日”か...
なんか嬉しいな!!
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夢ぽん - ほんと面白いです!更新待ってます!! (2018年3月1日 6時) (レス) id: 66db2e0f8f (このIDを非表示/違反報告)
黒夜叉(プロフ) - きぃさん» きぃさん、コメントありがとうございます。スミマセン、カメ更新で。できる限り頑張ろうと思います。 (2017年12月25日 23時) (レス) id: 752f8bbbdb (このIDを非表示/違反報告)
きぃ(プロフ) - 続きがきになりますので、更新頑張ってください! (2017年12月25日 23時) (レス) id: 6953351f31 (このIDを非表示/違反報告)
毬江(プロフ) - 黒夜叉さん» どういたしましてです。『ありごとうござあます』になってますけど、大丈夫ですか?誤字は誰にでもあるミスなので気にしない方がいいですよ。ボケでやってましたらすみません。ボケ殺し山飛雄くんと同類なんです… (2017年8月23日 23時) (レス) id: 55cebcf30e (このIDを非表示/違反報告)
黒夜叉(プロフ) - 毬江さん» コメントありごとうござあますm(_ _)m間違いです。教えてくれてありがとうございますm(_ _)m訂正しておきますm(_ _)m (2017年8月22日 9時) (レス) id: 752f8bbbdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒夜叉 | 作成日時:2017年2月2日 15時