【刀剣乱舞】転生したら妖怪だった件【2】

難易度ルナティック ページ22

「今日を含めた三日で最低でも練度を60に……いや、刀装なしの単機であるならさらに、か？ははっ」

あまりの無謀さに乾いた笑いが出る。

けど、決めたのだ。

「やってやるよ」

こうして生き延びたからには必ず帰ってやる。

こうして全く何も知らない関係ない第三者から説き伏せられてよく分かる。

山姥切の問題を、解決できないどころか刀剣男士の言葉も聞かずに一方を責め立てる審神者ではこれから先に実装されるだろう、さらに癖の強い刀剣男士は扱いきれない。

それどころか元からいる逸話持ちの刀剣にも影響があるかもしれない。

猫を切った昔馴染み、化物切りの先輩、存在しない刀、他にもたくさん……そして、己の写しもまた。

いずれ必ず崩壊する。
それが分かりやすく示されただけだったのだ。
手遅れになる前に山姥切が手を下してやるべきだった。


名乗れないからなんだ、練度がなんだ。

やってやる。必ず帰ってみせようじゃないか。

なんせ、自分は鋼の心を持つ化物切りの刀なので！



山姥切、まじ山姥切。

遠くで昔馴染みが引きぎみに、けれどそれでこそと呟いた気がした。

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