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小「僕は君に伝えたい事があるんだ」
『え、は、はい……』
何だ何だ
この神妙な面持ちは
小松くん、ほんのり顔が赤いよ?
熱でもあるんじゃないの?
『で………何?伝えたい事って…』
小「ぼ、僕は……えっと、その…」
はぁ、溜めないで言ってほしい…(笑)
そんなに言いにくい事なのかなぁ…
小「僕は!!Aさんの事が好きなんです!!付き合っていただけませんか…?」
あ、付き合う?
あ〜
ん?
Why?
『えっ…………』
小「好きなんです…だから付き合ってほしいんです、ダメ…ですか?」
いやぁ、いきなりだなぁ
そこはさ、‘返事は後で良いから’じゃないの?
それが筋ってもんだろ?キラッ(*´∀`)
(今思ったらとんだ筋違いだよ…笑)
一瞬、断りかけた
だって私はさとみくんが好きだからね
でも昨日の夜を思い出す
さとみくんの事は忘れると決めたばかりではないか
だったら、これは良い機会じゃんね
小松くんの事はゆっくり知っていけば良いし
『好きって言ってくれて嬉しい…私で良ければよろしくお願いします…』
小「えっ……本当?」
『うん。本当。』
小「嬉しい…!!これからよろしく!!」
…………。すぐオッケーしちゃったけど
これで良かったんだよね?
次の日の朝
今は小松くんと登校中
途中から同じ道だったから
……。そーいえば、さとみくんとは小学生の時は頻繁に登下校してたっけ
中学生になってから疎遠になったけどさ
この前帰ったの久しぶりじゃん!
あ、待て待て今は小松くんといるんだから
さとみくんの事考えちゃダメよ!A!
小「Aちゃん?どうした?考え事?」
『えっ!?あぁ、何でも無いよ!』
小「そう?なら良いけど…」
あぁ、小松くんに心配をかけてしまった…
しっかりしなきゃなぁ…
それからというもの__
お昼は一緒に弁当食べて
登下校はもちろん一緒で
なんなら10分休みさえもいる
うん、一緒にいすぎじゃない?
10分休みって…
蒼といる時間減ってるよぅ…
さみしい…
帰りに小松くんに、10分休みくらいは別々に過ごそうって提案しよ
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作者名:ぱるふぇ〜!!!!! | 作成日時:2021年2月27日 19時