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委員会が終わった
今は16時30分
あぁぁ!!疲れた!
早く帰って寝たい
パッと帰ろう
と思って下駄箱に行ったら
以外な人物がいたんです
さ「相変わらず、生活委員は遅いな。待ちくたびれた」
『えっ……さとみくん……?』
そこには何とさとみくんが立っていた
スタイル良いな、とつい思ってしまう
『何で待ってたの…?』
さ「最近は全く話して無かったし、嫌だったか?」
『いやいや!むしろ嬉しいですよ!!』
わざわざ私を待っていてくれたなんて…
感激………
さ「さ〜て行くぞ」
『あ、はいっ!』
私は小走りでさとみくんに駆け寄る
歩く時は私にペースを合わせてくれて
優しいなぁと改めて思う
とは言えど話す事が無い
無言のまんま…
どうしよう
さ「……。なぁ」
さとみくんが口を開く
『ん!?な、何??』
さ「お前好きな奴とかいるの?」
え、これって…
昔と同じ…
『……、いるよ』
私は昔と同じように返す
これは絶対に「誰?」って聞かれて私が「さとみくんだよ」
って言う流れだよね
さとみくん、覚えててくれたんだ…!
でも返ってきたのは全然違う言葉
さ「そっか。頑張れよ」
…………………………。え?
誰って聞いてくれないの?
『……、うん、ありがと…』
それしか言う事が出来なかったんだ
そっからは無言
ずーーーっと沈黙が続く
夕焼けが綺麗だとふと思う
気付いたらもう家に着いていた
さ「じゃあな」
『送ってくれてありがとう』
さ「うん」
……。
その日の夜、なぜか分からないけど
私は涙が止まりませんでした
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作者名:ぱるふぇ〜!!!!! | 作成日時:2021年2月27日 19時