探偵社とマフィア、枕投げ対決 [夜叉夜叉様リクエスト] ページ1
(リクエストの内容上、順番が上下しています、申し訳ありません)
「なんか…暇ね」
偶然泊まった旅館がかぶった探偵社とマフィア。
協定があるため激突はしないものの、やはり暇だった。
仏頂面で本を読んだり、予定を確認したり、兄にちょっかいを出したり、外で爆弾を爆発させたりしている者もいるが…暇なのである。
恐ろしく、暇なのである。
「そう云えば、この前テレビで枕投げ全国大会やってましたね…」
枕をじっと見つめ、樋口はそう呟いた。
樋口の家では妹がそれを見て「面白そう…」と凄まじい速度で投げられる枕を凝視していた。
枕投げ、それを聞いたエリスの目がキラリと光る。
「それ、やりたいわ!」
と、こうなるともう引き返せなかった。
なにかと鏡花に構いたい紅葉も賛同して、隣の探偵社女子陣の部屋に突撃した。
隣から、Aのものと思われる声と悲鳴が聞こえた。
「そーれーでーはー!探偵社VSマフィア、枕投げ対決を開始しまーす!」
わー、とまばらな拍手の中、梶井がノリ悪いなぁと笑う。
乗り気なのは体力が有り余っている者や敵に負けたくない好戦的な者ばかり。
Aや国木田は険しい顔をしている。
「ルールは簡単!この布団の境を境界線に、枕が当たったら失格!
相手を先に全滅させたチームの勝ちとなりまぁす!!」
「異能の使用は」
敦に狙いを定めた芥川がそう問う。
すると、自然と視線はAに向かう。
異能が許可されれば異能を操るAの独壇場、狩場に思ったのだろう。
「…無しで」
「…チッ」
舌打ちをしたのは芥川か、Aか。
どちらにせよ全員操られて即全滅は避けたかった。
そうこうしているうちに、参加メンバーが決まった。
探偵社、太宰、国木田、敦、鏡花、賢治、谷崎、A。
マフィア、中也、芥川、樋口、紅葉、梶井、立原、銀。
審判、与謝野、ナオミ、広津。
「勝ったらどうする?そうだ、相手に罰ゲームやらせようよ」
「俺は降りるぞ、太宰」
「私も」
国木田とAが離脱を宣言した。
すると、仕方ないなぁとため息をついた太宰が二人に近づき、なにかを囁いた。
それを聞く二人の顔がみるみるうちに青くなる。
「…悪魔め」
「…チッ」
「はぁい!二人とも参加でーす!」
なにを云ったか恐ろしくて聞けぬまま、枕投げは始まる。
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もこすけ(プロフ) - 白織さん» コメントありがとうございます。あの二人は小泉も混ざるとかなりカオスになります。もう少し続くのでお楽しみに。 (2019年1月6日 18時) (レス) id: 4a59fda111 (このIDを非表示/違反報告)
白織 - リクエストありがとうございます!最初からカオスで笑いました。これからどうなるのか楽しみです! (2019年1月6日 17時) (レス) id: a1083074eb (このIDを非表示/違反報告)
もこすけ(プロフ) - 雪豹さん» コメントありがとうございます。中也さん、混乱して語彙力低下してますね。笑っていただけて良かったです。 (2019年1月6日 17時) (レス) id: 4a59fda111 (このIDを非表示/違反報告)
雪豹(プロフ) - 中也の「…ごめんちょっと訳判らねぇや」で、吹いた(ノ∀≦。)ノ (2019年1月6日 17時) (レス) id: 5c79542a8a (このIDを非表示/違反報告)
もこすけ(プロフ) - 玲衣さん» コメントありがとうございます。制服で夜の街を歩いたせいで太宰さんが死ぬほど職質を受けた事件です。危ない絵面に見えたのでしょう…。 (2019年1月4日 20時) (レス) id: 4a59fda111 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もこすけ | 作成日時:2018年12月9日 11時