夜〜猫と梟11〜 ページ28
木「よお！お前らお疲れー！」
赤「木兎さん、その服の荒れ方はまさか…」
木「流石赤葦！あの死神とやったんだよ！すごいだろ⁉」
黒「ああそうだなー、いやーお疲れ様」
木「？どした？黒尾なんか疲れてそうだぞ？」
黒「ちょっと俺ら彼岸花とやり合っててな…まあアイツの謎が少し解けたからいいけどな」
木「ん⁉謎ってなんだ⁉」
黒「つっても見つけたのは研磨だけどな。」
黒尾が研磨をチラと見る。
つられるように木兎は研磨を見た。
研磨は視線を避けるように黒尾の後ろに隠れた。
黒「おい研磨、隠れんじゃねぇよ。あ、で謎っつーか前に噂されてたやつ」
赤「木兎さんは覚えていないかもしれませんが、彼女らが有名になっていった辺りに、
死神とあともう一人いるのかいないのかで曖昧になってた時期があったんですよ。」
木「？…そうだったか？」
黒「そうなんだよこれが。で、今日のでわかった。
あいつ、血海の彼岸花はー」
黒尾はニヤリと嗤う。
.
ー気配を完全に消せる。」
木「……ん？それってそんなすごいことなのか？」
木兎は首を傾げる。
黒「お前はさっき見つけたから完全って言えないのかもしれねぇけど、
少なくともお前だって死神と闘ってるとき彼岸花を見つけてないだろ？」
木「おう！死神の方と不良集団で頭に入んなかった！」
黒「それだ。木兎」
黒尾はハッキリ言う。
黒「あんな大人数で誰かあの時彼岸花と対戦したやついるか？
多分いたらそれなりに目立つはずなんだ。
結構強いからな。
それなのに、誰も気づいてない。
それ、おかしくねぇか？」
木「………そーか？」
それでも木兎は首をかしげる。
黒「…まあ、わかんないならそれでいいけどよ…」
黒尾は呆れたようにして苦笑する。
黒「んじゃ、そろそろ時間だし撤退するか。」
赤「そうですね。」
研「…眠い…」
木「おお⁉もうそんな時間か！赤葦行くぞー！」
赤「え、ちょ、木兎さん！あ、じゃあまた今度」
黒「おう。」
そう言って四人の長い夜は終わりを告げたー。
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蒼(プロフ) - 黒マスクメロンさん» 面白いと言って頂けるとは…恐悦でございます!! (2018年2月8日 11時) (
レス) id: 022e3e3db4 (このIDを非表示/違反報告)
黒マスクメロン - とても面白くて大好きです！(*^o^*) 続きを楽しみにしています�� (2018年2月5日 21時) (携帯から) (レス) id: 5fe3ed35c6 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - シノさん» 私も不良系好きです！更新が遅くなり申し訳ないのですが、それでも読んで頂けるのは幸いです。ありがとうございます。 (2017年12月31日 0時) (レス) id: 022e3e3db4 (このIDを非表示/違反報告)
シノ - 凄く面白いです!!自分は不良系の小説大好きなので!しかもそれにはHQときた…((体調を崩さない程度で更新頑張って下さい! (2017年12月21日 7時) (レス) id: 4d5c521a19 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - いちごミルクさん» ありがとうございます！夢主の性格は私の好きな人物設定になってしまうので申し訳ないですが…。そう言って頂けると嬉しいです！ (2017年8月12日 0時) (レス) id: 022e3e3db4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼 | 作成日時：2015年9月20日 22時
