オレンジ頭の少年 ページ15
ー数日前ー
私「ーうん、ハイハイ。オッケ うん、じゃねー」
スッと通話を切る。
あの日、私はいわゆる腐れ縁的な感じの奴と久々に会う約束をしていた。
と言っても、今は夕方だけど
私「ん、ちょっと近道通るか」
スマホに表示された時間を見る。
待ち合わせ時間の15分前、ここから近道を通れば5分と少しくらいに着くのでちょうど良い。
よし そっちの路地裏に入って行こ。
そう思って少しそこに入った時だった。
？「ーか…じゃねえ！！」
私「ん？…ゲ」
私が路地裏の入り口で見たのは、数人の男らがオレンジ頭の小さい少年と喧嘩してるところだった。
うわー、ったく面倒だなぁ
このまま普通の道で行くのもいいけど、遅れんのも走んのも嫌だしな…
…
しょうがない、少しやるか。
私は静かに持っていたバッグを置いて、中から黒のパーカーを出して着た。
不「ハッ！お前なんかが俺らに勝てる訳ないだろ！」
私「うわ、すごい漫画みたいな展開だわ、これ」
不「ッ！だっ誰だ！」
あ、ヤベ つい心の声が。ま、気にしない！
ー
不「な、なんなんだ。お前…！」
10分もたたないうちに不良共は私によって地に伏せることとなった。
だって当たり前じゃん。
何人お前らより強い奴と何回やりあったと思ってんの？
思いながら、私は相手のリーダーっぽい人に耳打ちする。
私「数年前に全国を統一させた2人組がいたね。黒い服の…さ。」
私は少し嗤うが、相手の顔は次第に青ざめる。
不「…ハ、な、なん、だ、と…」
私「そのまんまの意味だけど。」
不「あっありえねぇ！アイツらは都市伝説みたいなもんだ！そ、それに、いたとしても、もう死んだって…」
お、その噂上手く出回ってるみたいだね。
よし、じゃあー
黒装束「だから、仮にいたとして…
それの死霊だったら
ーどうする？」
また嗤う。今度はもっと深く。
不「ヒッ！」
不「す、すいませんでした！」
サッサと逃げる不良たち。
ま、これでしばらくはあの噂も固定されるし、この辺で暴れる奴は減るかな。
そんなことを考えていたら、視線を感じた。
さっきの少年だ。こちらをなんとも言えない表情で見ている。
そういえば、コイツ何でこんなとこにいたんだろう？
…どうでもいいか。
私「…じゃあね。今度は面倒なことに絡まれないことを祈るよ」
そう言って、私はそこを去り目的の場へと向かった。
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蒼(プロフ) - 黒マスクメロンさん» 面白いと言って頂けるとは…恐悦でございます!! (2018年2月8日 11時) (
レス) id: 022e3e3db4 (このIDを非表示/違反報告)
黒マスクメロン - とても面白くて大好きです！(*^o^*) 続きを楽しみにしています�� (2018年2月5日 21時) (携帯から) (レス) id: 5fe3ed35c6 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - シノさん» 私も不良系好きです！更新が遅くなり申し訳ないのですが、それでも読んで頂けるのは幸いです。ありがとうございます。 (2017年12月31日 0時) (レス) id: 022e3e3db4 (このIDを非表示/違反報告)
シノ - 凄く面白いです!!自分は不良系の小説大好きなので!しかもそれにはHQときた…((体調を崩さない程度で更新頑張って下さい! (2017年12月21日 7時) (レス) id: 4d5c521a19 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - いちごミルクさん» ありがとうございます！夢主の性格は私の好きな人物設定になってしまうので申し訳ないですが…。そう言って頂けると嬉しいです！ (2017年8月12日 0時) (レス) id: 022e3e3db4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼 | 作成日時：2015年9月20日 22時
