12 ンダホとぺけたん�� ページ12
Aside
明日、学校に初めて行く。
楽しみだけどちょっぴり不安で、何とも言えない気持ちだ。
ソファーに座ってテレビを見てるけど、内容は右から左へと流れてゆく。全く入ってこない。
それは、明日のことだけじゃなくて、ぺけとンダホのことでもある。
あの二人は、あの喧嘩？のあと、他のメンバーの前では何事も無かったかのように振る舞っていた。普通に会話を交わしていた。私はその時、仲直りしたのだと思い込んでいたが、それは違った。廊下で二人がすれ違った時、目も合わせずに気まずそうな顔をしていたのをたまたま見てしまった。隣にいたモトキが何かを察して「なんかあったの、あの二人」と言っていたが、私は答えることができなかった。
そして今日に至る。
「みんなー、席ついてくださーい」
モトキの声で全員が席につく。
今日の晩ご飯は、フランスパンとクリームシチューだった。これから寒くなるこの季節にぴったりだ。
「いただきます」
みんなで挨拶をして、スプーンを手に取った。
一口食べると、やわらかい味がふんわり広がる。おいしい。
さすがモトキ様…。
味わって食べていると「ぺけ、どうした？」シルクが口を開いた。
ぺけたんの異変にいち早く気づいたのはリーダーだった。
「ちょっと……ト、トイレ」
席を立とうとするぺけたんの顔色は、あきらかに悪かった。
すると、ガタンッという音と共に、ぺけたんがバランスを崩した。もう少しで倒れる、という寸前でぺけたんを支えたのは………ンダホだった。
ンダホは黙ったままぺけたんを担ぐと「二人で話してくる」と言い残して、ダイニングを出ていった。
「やれやれ」
モトキが呟く。
「ほんとつっかれた〜」
シルクご伸びをした。
「まじ気つかったわ」
マサイがあきれ顔で言う。
「まあ、こんなんで友情壊れるほど簡単な関係じゃねえしな」
ダーマがフランスパンをちぎる。
「え……？…喧嘩してたの？」
こういうのに疎いザカオは、根本的に知らなかったみたいだけど…。
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作者のちっちです。
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カメ更新ですが、これからも頑張ります。
よろしくお願いします。
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ぬけ - メンバーカラーに間違いがありますよ。 (2021年3月21日 16時) (
レス) id: 327d12f359 (このIDを非表示/違反報告)
好美 - とっても面白かったです!続きがめっちゃ楽しみです！更新楽しみにしています！ﾖﾛ(｀・ω・´)ｽｸ！お願いします！ (2018年3月21日 10時) (レス) id: a5df8dade2 (このIDを非表示/違反報告)
れやーと - 初めまして。表現が豊かで、展開が凄く素敵だと思いました…！更新も楽しみにしています。作者様のペースでいいので、頑張ってください(●´ω｀●) (2017年10月21日 14時) (レス) id: 560fb3554a (このIDを非表示/違反報告)
魚軍団ファン - 面白いです！次が楽しみ。 (2017年7月16日 16時) (レス) id: 8764f628a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちっち | 作成日時：2017年7月14日 1時
