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「ねぇ、尚大」
「なに？」
「私が少しの間、少年忍者の活動を抑えたいって言ったらどうする？」
休止の件はメンバーと1部の上層部以外知らないこと。
「理由による。けどAちゃんの事だから適当に言ってないのは分かってる」
「………ありがとう。これで決心が着いたわ」
私が今までずっと納得できなかったのは多分、自分の居場所が無くなると思ったからだ。
私は立場は特殊だ。だからこそひとりぼっちになるのが怖かった。
けどそうだよね、今はこの子がこの子達がいる。
大丈夫。やって行ける。そう確信した。
「それはそうと今日の行動はもう二度としちゃダメだよ！」
「え？何が？」
「し、下着姿！！！」
真っ赤な顔をして言う尚大。
「ふはっ悪かったよ」
ホント、この子は可愛い。
「大丈夫！勝負下着ではないから！」
「そういう問題じゃなーーーい！！！！」
真っ青な空の下、尚大の声が響いた。
尚大のおかげで決心が着いた。
この決心が揺るがないうちにじいさんの元にメンバーと向かう。
「じいさん、私休止するまでの期間は入ったばっかで申し訳ないけど、少年忍者の仕事は極力断らせてもらう。」
「A！ほんとにそれでいいの？」
翔兄が不安そうに言う。
「あの子たちもそこまで馬鹿じゃない。何を優先すべきなのかは伝えればわかるよ」
ちょっと考える仕草をしたじいさんは
「分かった。あ、けどLAには織山と一緒に行ってね」
「はい？？？」
「半年後、美少年を海外に連れてくからその助っ人で織山とYouね」
なーんか、また面倒くさそうなことを言ってきた。
拒否権なんてなく、そのまま社長室を追い出された。
「A、叩いて悪かった。」
申し訳なさそうに目をそらす潤兄。
「え！Aのこと叩いたの！！ダメだよ！松潤！！」
「相葉くんは黙った方がいいと思うよ」
安定の雅兄と和兄の掛け合い。
「A」
「ん？」
「俺のわがままでごめん」
私なんかに頭を下げてくる智兄。
「私もごめんね。居場所が無くなるようで怖くてさ。けどもう大丈夫！長い夏休みだと思って満喫しよ！」
夏休みってなんだよ〜とかふざけ合いながらいつもの空間に戻った。
あぁ、この空間にずっと居たかった。
けど、卒業する時なんだね。
あと2年。頑張ろ。
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作者名：らび | 作成日時：2023年2月5日 16時
