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あれから色々と話し合った。
個人的には少しでも隙間があるならそこに忍者としての仕事を入れたい。
そう言うと
「断固拒否！！休まる時間が無さすぎる！」
と尚大が怒ってくるのである。
そんな再々休みの日に忍者の仕事がある訳でもないのに。
それに休まないのは尚大も同じ事で隙あらばダンスの練習かトレーニングだ。
動くのが嫌いな私にとってはかんがえられないんだけどね。
怒ってる尚大を無視して着々と話し合いを続ける。
ある程度固まったところで
「ところでなんですけど」
と改まったように正座をする皇輝。
「32公演さっきやるって言ったじゃないですか」
「なぜに敬語？まぁ、そうだね」
「俺、見学に行きたいんですよ」
納得。
この子は探究心が強いのもあるが、ただ単にオタク気質がある。
「俺も！俺も！」
「はいはい、湧もね！ていうか一気には無理でも全員見に来てよ」
「「「いくーーーー」」」
見事にまで全員声が揃った。
数日後
「という訳で、人数分のチケットちょーだい」
「なにがという訳だよ。全くその大人数の確保難しいんだぞ！」
といいつつ、何とかしてくれるんだろうな潤兄なら。
「あ！A！悪い顔してる！」
「してませーん。そういう雅兄こそ招待したい人数をちゃんと潤兄に言わないと用意して貰えないよーー」
「今数え中でーーす」
打ち合わせ中のちょっとした休憩。
のんびりとしていた。
コンコンとノック音が聞こえた。
「磐西、ちょっといいか？」
入ってきたのは滝沢くんだった。
「私ですか？はぁ……」
正直関わりは全く無いため呼ばれた要件が分からなかった。
「実は………」
驚いた。ラウールをSnowManに入れるという。
あと目黒と康二、計3名を加入させデビューさせるという。
人選チョイスが不明だったが、じいさんも了承しているということは
「また強制ですか」
「すまんな」
「会社の為とはいえ、嫌な役回りですね」
「誰かは嫌われ役にならんとな。お前だってそうだろ。わざとキツめの言葉選んだりして」
「グループのためなら誰かがやらないと………にしても、そっか目黒はもうバックについてくれないのか」
目黒は歳が近いので何かと一緒に行動していた。
ちょっと淋しいなというのが感想だった。
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作者名：らび | 作成日時：2023年2月5日 16時
