シスコン刀剣女士紫蘭の勘違いライフ!【刀剣乱舞・不定期更新】

9　短刀 ページ14

「ところであなたの名前はなんていうんですか?」

あ、あ!いきなりお礼いってたから、いまつるの名前だけ聞いたのに、私の名前言ってなかったのか!

「あ･･･ごめんね、名前言ってなかったか。私の名前は紫蘭。苧環紫蘭だよ!」
「へえ、紫蘭ってよんでいいですか?」
「うん、もちろん。よろしくね、今剣くん!」

「あ、いいわすれていたんですけど、ごめんなさい。紫蘭のたんとうはあるじさまがあずかっているんです。」

短刀?あ、山で拾ったあの短刀か!
てっきり厚樫山で折れちゃったかと思ってたよ。
でもあの短刀って誰なんだろう?
まあいいか。

「?うん、わかったよ。もしいきなり短刀使って私が暴れたりしたら危ないし、別に無いと困る訳じゃないから」

そう言うといまつるは目を丸くして驚いた。

「そうですけど、でも紫蘭はそんなことしなさそうだし、もっていてもだいじょうぶだとおもうんですよね･･･」

いまつるはうーん、とうなってから、なにか思い付いた様で、ぽんと手を叩いた。

「そうだ!いまからあるじさまのところにいこうとおもっていたんですけど、いっしょにいきませんか?いやだったらあとでもいいんですけど･･･」

「ううん、行くよ。この本丸に入れてもらえたお礼を言わなきゃいけないしさ」

うーん、ここの審神者さんってどんな人なのかな?
私の世界に戻るまで本丸に置いてもらえないか、言わなきゃいけないんだよなあ。
もしくは、どこか居場所を探してもらうか･･･

あー、気が重いよー･･････

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