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第2.7話 しずくの手 ページ8

「でも、しずくが妖怪だとしたら、なぜAを襲わないのかな」

「わからないわ。もしかしたら、悠久の玉の存在を知らないのかも」


「悠久の玉を知らない……じゃあなんでこっちの世界に?
目的がわからないと、余計にぶきみだな。

……とりあえず、ひそかにしずくの動向を追ってみるか。」


こうしてAと、
もっけ・スネリが、お互いに小さな秘密を持った。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


次の日曜日、ユイちゃんと会って
いろんな話をしていた最中のことだった。


「そうだ、うちにこない?」


また、いきなりの発言におどろく私を気にせず
手をひっぱって家までつれてった。

家について、また話をする。話をすると、ユイちゃんが


「ねぇ、ちょっとお腹すかない? 何か作ろう」


そういうと、キッチンまで行く。


「A、冷蔵庫から卵と牛乳を出して?」

「え、うん。何を作るの?」

「ドーナツ。実は作ったことないのよ。でも、前にお母さんが
よく作ってくれたから、覚えてる。卵と砂糖と小麦粉を入れてまぜるの」


そしてまぜた後、ドーナツの輪を作り始めた。
ドーナツの輪を作っていると、後ろでボッと音がした。

後ろに振り向くと、ユイちゃんが声を出して駆け出す。

私が止めようとすると、
ユイちゃんの服のすそに炎が燃え移った。


私はすばやく第3の目を開眼させ、水道の蛇口に手をかけると
その瞬間、ガタンッ!! と扉をあける音がした。

そこにいた女の人は、状況を飲み込んだらしく
ユイちゃんの腕に手を伸ばした。


私は、その手が一瞬止まったように見えたけど
すぐに手を腕に抑えつけた。

よく見てみると、指の先から水がどんどん湧き出てくる。

しばらくして炎が治まると、呼んでいた救急車が来た。
その時、ユイちゃんは気絶していた。

第2.8話 私の目→←第2.6話 秘密の水晶玉


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作者名:フェイル | 作成日時:2010年9月21日 4時

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