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Aside
中絶手術同意書の紙とエコー写真を貰い、病院をあとにした。
そして家に帰り、考えた。
出産を決めたら、学校は辞めなきゃいけない。
長年言っていた保育士になりたいっていう夢も、一旦諦めなきゃいけない。
もしかしたら、紫耀とも...。
別れることになるかもしれない。
紫耀はジャニーズに入ってて、既に人気のアイドル。
産む、産まないにしても、私の妊娠が世間にバレてジャニーズを辞めさせられるかも。
でも、中絶も嫌だ。
こんな小さな命、失いたくない。
でも、まだ17歳の私が赤ちゃんを育てられるのか。
ちゃんとママになれるのか。
「どうしよう...」
やっぱり1人では考えられない。
紫耀に話さなきゃ。
まだ紫耀は学校にいるのに、家を出て自然と紫耀の家へと足を進めた。
紫耀の家に着き、スマホで時間を見てみると2時半だった。
学校が終わるのは4時半だからまだ時間はある。
紫耀の家の近くの公園で待つことにした。
ひたすら待ってると、公園を通り過ぎる小学生の賑やかな声が聞こえ、スマホで時間を見ると4時半を過ぎていた。
ベンチから立ち上がり、バッグを持って再び紫耀の家の前に行った。
そして家の前で立って待ってると＿＿＿
紫耀「A？」
名前を呼ばれて視線を動かすと、紫耀が驚いた顔で立っていた。
紫耀「え、もしかしてずっと待ってた？」
紫耀の問いかけに頷いた。
紫耀「久しぶりだね。顔合わせるの。寒いでしょ？入ろう？」
私の手を取り、家の中に入らせてくれた。
紫耀「俺の部屋でいい？」
「うん...」
階段を上り、何回も入ってる紫耀の部屋に上がった。
紫耀「座って」
紫耀が床の上に座ったから、私も隣に座った。
紫耀「体調どう？」
「あのさ、紫耀...」
紫耀「ん？」
「今日、病院行ったんだ...そしたら...そしたらっ...」
この後の言葉を言うのが怖くて俯いてると、私の手を紫耀がぎゅっと握った。
紫耀「いいよ、ゆっくりで」
もう片方の手で私の背中をさすってくれて、恐る恐る顔を上げると、優しく微笑んでくれた。
その表情見て、怖さは少しなくなって、今なら言えると自信になった。
「そしたら...赤ちゃん、できてた...」
言った瞬間、私の背中を摩ってた紫耀の手が止まった。
紫耀「えっ...ほんと...？」
「うん...3ヶ月...」
バッグからエコー写真と中絶手術同意書を出して紫耀に渡した。
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このみ - 今まで読んでくれてリクエストもくれた方々、本当にありがとうございました！ (2021年3月8日 13時) (
レス) id: 5339af8eb4 (このIDを非表示/違反報告)
このみ - 読者の皆さんへ。いきなりログインが解除され、パスワードも分からず、編集画面を開けなくなりました。なので、もうこのお話はかけ無くなっちゃいました。せっかくリクエストしてくれたものを全部書けずにすいませんでした！もしまたログインできたら書こうと思います。 (2021年3月8日 13時) (レス) id: 5339af8eb4 (このIDを非表示/違反報告)
このみ - りーさん» 読んでくれてありがとうございます！素敵ですよね！信念が強いです！神パパも頼もしかったですね！ (2021年3月8日 13時) (レス) id: 5339af8eb4 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - 読みました!揺るがない気持ちを持ち続け、たとえ仕事を失ってでも彼女を大切にしたいと思う真っ直ぐな心をジャニーさんに訴える紫耀くんが頼もしく素敵でした。神パパも妻を支える為に、必死で平然を装いながら対処していて頼もしく感じました！ (2021年3月8日 0時) (レス) id: bc42591a34 (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - 流生さん» こちらこそありがとうございました！ぜひまたリクエストしてください！ (2021年3月7日 15時) (レス) id: 5339af8eb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：このみ | 作成日時：2021年2月25日 7時
