告白 上村祐翔さん ページ2
上「今日、ご飯でも行きませんか？」
今日最後の現場が始まる前
尊敬している上村祐翔さんからの
ご飯のお誘い。
もちろん断るはずもなく
「行きます！」と返すと
ふにゃりと優しく笑う上村さん。
そんな上村さんの笑顔が私は大好きだった。
無事仕事が終わり帰る支度をしていると
上村さんからのLINEが。
《外で待ってるね。支度ゆっくりでいいよ》
ゆっくりでいい、と言われても先輩を
待たせるわけにはいかないので急いで準備をする。
いつもより少し気合をいれてメイクを直して。
小走りで外に出るとマフラーに顔を埋めて
壁にもたれている上村さん。
『お待たせしてしまってすいませんっ』
上「全然待ってないよ〜もしかして走ってきた??
ゆっくりでいいって言ったのに笑」
『いや、先輩を待たせるわけにはいかないので!!』
上「なにそれ(笑)Aさん
なにか食べたいものとかある？？」
『うーーーーん...美味しいものが食べたいです笑』
上「なにその難しい答え(笑)そうだなぁ〜
前に木村良平さんに教えてもらったイタリアン
とかどうかなって思うんだけど...」
『イタリアン！！いいですね！！！』
上「よし、じゃあ決まりだね。行こうか」
たどり着いたお店はスーパーお洒落なイタリアン...
さすが良平さん...恐るべし...!!
『上村さん...私、場違いじゃないですか...??』
上「Aさん場違いだったら
俺も場違いだよ〜大丈夫大丈夫！」
なんて言いながらさりげなくドアを開けて
先に入らせてくれるエスコートっぷりに
お店の雰囲気と同時に緊張が増していき...
上「なんかちょっと緊張するね笑」
なんて耳元で小声で話すものだから、
私の緊張は爆上がり...
ひと通り注文して2人で食事をする。
初めは緊張していたものの、食事をしながら
他愛もない話をするうちに緊張もほぐれていく。
食事が終わり私はメイクを直すために
お手洗いへ。少しでも可愛く見られるように。
お手洗いから戻るともうお会計は済んでいて...
帰る支度をしている上村さん。
『上村さんいくらでしたか...?』
上「なに言ってんの！俺から誘ったわけだし
後輩にお金なんて出させません笑」
『でも...そんなの申し訳なくて...』
上「ちょっとくらいカッコつけさせてよ」
そんな話をしながらお店を出る。
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作者名：Sherr | 作成日時：2019年2月6日 1時
