ポックリ逝って文スト×４

ポックリ４７ ページ47

満面の笑みで此方を見つめる東

俺には状況が理解できない


何故此奴が外にいる？

確かに施設で捜査官たちに監視されている筈だ

頭の中に大量の疑問符を浮かべていると、また別の声が聞こえた



鍵「枯巣哭先輩！！」



息を切らしながら走ってきたのは俺の部下、鍵三根氷だ



鍵「あ！東ちゃんやっと見つけたよぉ

もう、君がいなくなって首が飛ぶのは俺なんだからさ・・・」



きっちりと整えた髪は所々跳ね、スーツも乱れているため、相当焦ったのだろう




太「あー、何かこれに似た光景を最近見たな」

枯『先に断っておくが此奴は某ロリコンの同類ではないからな』




役に立ちそうもないフォローをしながら氷を見る


肩まで伸ばした銀髪が揺れる

その灰色の瞳の中には鋭い光を宿している

釘バットを持たせればゴロツキの完成、と言う感じのなかなかの強面だ



しかし実際は気の弱い優男なのだ

今も困ったように(というか困っている)眉をハの字にしている



東の手を取り、小声で氷に問う





枯『氷、何故この子がここに居る？』


鍵「あ、それは東が『おにーさんのお手伝いする！』って聞かなくて

しょーがないって上から許可が降りたから・・・」



枯『はは、流石の政府機関も子供のお守りは出来なかったか

でも目は離すなよ？この子にとって生まれて初めての外出だ。

興味を引くものもそこら中にある。

呉々もへマすんじゃねぇぞ』


鍵「了ー解っす！」



まぁ丁度東の異能を借りようとしていたところだ

このまま人気のないところで発動してもらおう



枯『すみません太宰さん、この子を送ってから行きますので、先に行っててください』

太「ああ、分かった。で、その子誰？」



よし森さん、借りるぜ



枯『従姉妹です((ﾆｺｯ』

(森「妻です((ﾆｺｯ」)



太「・・・なんか嫌な人が重なった」



その時、東が太宰の外套の裾を引っ張った



水「ねーねー、包帯のお兄さんは累音お兄ちゃんのお友達？」

太「うーん…それがね東ちゃん」




すると太宰は東に耳を貸す様に言い、

東に何かを伝えた



太「どうしたらいいと思う？」

水「本人に素直に言えば良くない？」

太「素直に・・・か。ありがとう東ちゃん」



東は笑いあって居る

・・・太宰さんと



浦『累音、お主・・・嫉妬か』

枯『はっ？！ンなわけっ！』

浦『はいはいもう推しとして見れてないね、恋愛対象だね』



何でそんな嬉しそうなんだこいつ

殺すぞ

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ラッキー野郎

茶々

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