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ポックリ45 ページ45

『呼んだ?』



鳴子の耳元で声がする

反射的に振り返るも、そこには誰もいない


『いやー久しぶりだねぇ』


また背後から声が聞こえる

振り向く

今度は声の主が見えた




浦『累音?!』

中「おい、お前此奴と知り合いか?」

浦『あ、まぁ、腐れ縁っていうか・・・』


枯『はいはーい、クラスで下から二番目の成績、

君に一千七百五十円の借金をしたままの枯巣哭累音君登場〜』


太「いつの間に借りていたんだい…」



ゲーム機の上に座っている累音は

鳴子の顔を見てニヤニヤ笑っている



枯『鳴子、唐突で悪いんだけど、俺と一緒に来てくれないか?』

浦『え、でも・・・』



鳴子はチラリと羊の方に目をやった

オタクにとって荒覇吐戦は絶対に見逃せない、が

中也が羊の元を離れている今、鳴子までもが羊を離れる訳には行かないのだ

累音は溜息をつく




枯『羊さん、悪いけど鳴子借りるよ』

白「は、はぁ?!何言ってんだよ、んで鳴子まで・・・」

枯『なんでもだよ』



一瞬、累音の視線が鳴子に送られた

累音はにぃ、と笑った



浦『なんで私が行かなきゃ行けない訳?私は今回の件に関係ない筈だけど』

枯『関係ないのなら、教える義理もないだろう?』



累音は見下す様に薄く笑って鳴子の顔を覗き込んだ



枯『いいじゃん、僕だってこんな可愛い女の子を傷つけるほど愚かじゃない』



この変態野郎、鳴子が大好きなのだ

というか女の子全般が



浦『お前、いつも腹パンしてくる癖によく言うよ』

枯『おい、お前そんなにもち中也口に詰めて欲しいのか』



だけど嫌いなのだ



枯『まぁ君が来ないってんなら強行手段だ

俺と来い、でなけりゃあんたのお仲間の命は数秒で散るぜ?』



累音はポケットから出した短剣の先を白瀬に向けた

先刻のヘラヘラした態度と打って変わってその目は殺気を宿していた



白「っ・・・!アンタも異能者か!」


白瀬は後退し、自分の累音にナイフを向ける


枯『そんなオモチャ振り回したって何にもならねぇよ』

枯『鳴子を貸すだけで良いんだ、

それとも此奴は羊の少年少女の命より価値がある女なのか?』


白「くっ・・・」



沈黙



浦『・・・わかった付いて行く』

枯『決まりな』



お供に犬が一匹増えた

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ラッキー野郎

茶々


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血烏累音(プロフ) - 怪盗MOONさん» なんかすごいカオスな夢小説ですがよろしくお願いします! (2020年2月5日 15時) (レス) id: d5d91019d3 (このIDを非表示/違反報告)
怪盗MOON - ヤイバ君いいなぁ!私は十代中学生以上ですが門限は愛のチャイムd(五月蝿ぇ。)更新頑張ってください! (2020年1月4日 17時) (レス) id: 6dfd04f84c (このIDを非表示/違反報告)
ルノ(プロフ) - 血烏累音さん» あ、あそこかぁ!すみませんうらつくの機能を覚えきってなくて…!よし、行きましょう! (2019年1月2日 22時) (レス) id: d47877186a (このIDを非表示/違反報告)
818猫(ユキ)(プロフ) - 血烏累音さん» マイボードって言った方が分かりやすいんじゃね? (2019年1月2日 22時) (レス) id: 289b232665 (このIDを非表示/違反報告)
血烏累音(プロフ) - ルノさん» え、「星宮のボード」 (2019年1月2日 22時) (レス) id: e3a4ad10df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:chizomeと818猫とプチネコと茶々と___。 | 作成日時:2018年8月18日 11時

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