ポックリ逝って文スト×４

ポックリ４４ ページ44

＿＿＿ゲームセンター＿＿＿





太「おーい！中原中也くーん！仕事に行くよー！首領の命令だ！」

中「っ！莫迦か手前！黙ってろコラ！」



白、柚「「！！！」」

浦「中也さん・・・！え、やば太宰さんもおる、どーしよ・・・」




中也の元へ駆け寄る三人




白「中也！やっと見つけた、探したぞ！」

中「お、おぅ、お前ら無事だったか」


白「晶や省吾たちがポートマフィアに攫われた、

早く奴等のアジトに殴り込んで、痛い目見せてやろうぜ、何時もみたいにさ！」



羊達のやり取りを面白そうに眺める太宰



中「心配すんな、その件は対処中だ」

白「対処中・・・？」



これがか？と少し首を傾げる羊



太「そう、対処中。」

白「？」

太「それより、君達が調べた荒覇吐の噂について教えてよ〜。何か分かった？」


白「誰だ、此奴」

柚「入団希望者？」

浦「わぁぁ〜マジの太宰さんだぁぁ〜」


中「おい鳴子、お前この野郎の事知ってんのか？」

浦「あ、いや、前に勧誘されてたからその人だーって、あ、あはは・・・」



必死に隠す鳴子

訝しげな視線を送る中也



太「鳴子・・・聞いたことあるような・・・((ﾎﾟｿ」

中「悪いが、此奴の質問に答えてやってくれ。頼むよ」


白「まぁ、いいけど・・・」



不承不承荒覇吐の噂について話し始める白瀬



太「矢張り、そういうことか・・・」



何かを考え始める太宰



柚「此奴、本当に羊の新入り？」

白「っそれより、仲間の奪還計画を立てようぜ

攫われたのは、川向こうの工場通りだ」


中「ちょと待て、川向こうに行ったのか」



川向こう、と聞いて中也の顔色が変わる



中「また酒を盗みに行ったのかよ！あんなポートマフィアの拠点に近くに！

其れに彼処は鳴子！お前の異能がないと行けない筈だ」


浦「うぅ、ご、御免なさい。私が断りきれなくて・・・」


中「抗争の真っ最中だぞ！誘拐してくれって言ってる様なもんじゃねぇか！」


柚「怒鳴らないでよ！」



柚杏が叫ぶ

そして鳴子に大丈夫？と問う



白「防衛主義の掟は守ってるだろ？

そ、それに、いい機会じゃねぇか羊に手を出せば百倍返し、だろ？

中也はいつも言ってるじゃないか



『他人とは違う手札を持っている人間は、その責任を果たすべきだ』って

異能力という手札を持つ責任を、果たしてくれ！」




鳴子は初めて思った

あー、累音、はよ来い

お前嫌いだけどな

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