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TALE11 ページ11

フラウィ「いやー、本当困っちゃうよね、いきなり連絡よこすなんて

しかも?出なかったら留守電?二段攻撃大好きだね?!

おかげでA泣き出しちゃってさ〜、もう大変だったんだから」



開口一番それか…



フラウィ「不在着信だけでよしときゃ良いものの、追い討ちかけやがってこの笑うゴミ袋が!」

サンズ「おいおい、オイラは彼奴を心配して…」

フラウィ「弟を殺した殺人鬼を?」



追い討ちをかけるような言い方に少しイラっとした



サンズ「何が言いたい」


フラウィ「べつに、言いたいこともないんだけど

まぁ強いて言うなら、Aをどうするつもりかって事かな」




奴を探し出して連れ戻して、またあの日常に…

なんて素直に言えなかった

そりゃそうだ、此奴が言った通り、彼奴はパピルスを殺したんだ

そう簡単に許すわけにはいかねぇ




サンズ「お前さん、Aと一緒に住んでるのか?」

フラウィ「うん、そうだよ」


サンズ「生活していけてんのか」

フラウィ「それも大丈夫。キャラが働きに出てるからね」

サンズ「待て、彼奴も一緒なのか?!」



フラウィが口角を上げる

彼奴が一緒だと余計心配だ…



フラウィ「Aの奴、未だにあんたの事気にしてるみたいだよ

だけどあんたのお仲間を殺したこともあって、頑張ってお前等のこと避けてるんだって

ほんと、バカだよね」




彼奴が…?

確かに、彼奴にオイラ達を殺す気があったなら、とっくに殺してる

だが…




「フラウィ〜、どこだよ〜」




考え込んでいると不意に、声が聞こえた

本人は小さな声で言っているらしいが、風に乗って聞こえてくるのでバレバレだ

辺りを見回すと、もぞもぞと動く人影がいた

どうやらこの花野郎を探しているらしい


花野郎をむしり取って奴の前に差し出した




『え、あ、ありがとうございま…す…』




オイラを見て、其奴の表情が凍りついた

マスクで顔は見えないが、細い目の隙間から漏れた赤い光でAだと確信した




サンズ「…どう致しまして、A?」




彼女にしては珍しく、目を大きく見開いていた

その瞳の赤を初めて見た時、俺が魅了されたと感じたのを今でも覚えている






Aside______





や、やばい、サンズの目が青くなってる

え、何これ?僕殺されるの?!

撲殺?!




ツクテーン…




僕が殺されるから撲殺って…シャレにならん

どうしよう、短い人生終わった気しかしないよ

さよなら世界

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すー、 - 文スト×アンテ!?発想の天才か… (2021年11月24日 16時) (レス) id: afa1133b59 (このIDを非表示/違反報告)
血烏累音(プロフ) - ハロさん» ありがとうございます! (2019年10月5日 12時) (レス) id: e3a4ad10df (このIDを非表示/違反報告)
血烏累音(プロフ) - ハロさん» 神作品なんて初めて言われました (2019年10月5日 12時) (レス) id: e3a4ad10df (このIDを非表示/違反報告)
ハロ(プロフ) - 久しぶりにアンダーテールの神作品を見た!!面白いです、頑張ってください!! (2019年10月4日 23時) (レス) id: d9c85b7b29 (このIDを非表示/違反報告)
血烏累音(プロフ) - 腐った草さん» ありがとうございます!!!丁度コメント欄が寂しかったんですよ・・・! (2019年8月19日 12時) (レス) id: 128ab8f1ad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:chizomeと___。 | 作成日時:2019年8月9日 19時

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