*☆＊黒の組織＊☆*黒と白のライフ。 (ページ7)

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お疲れな安室さん Part.2 ページ7

その後、バーボンが私たちの元へやって来た。
「ご苦労だったな、バーボン」
取り引きから帰って来たバーボンはかなりショックを受けていた。
「大丈夫…ですか？」
私は心配で声を掛けてみるが、返事がなかった。
「放っておけ、じきに戻るだろう」
そう言われた私はバーボンから離れる。心配そうにベルモットは様子を見ていた。
「何で…この任務が俺なんですか？！他の人がいますよね！」
立ち上がってバーボンが言い出した。
「てめぇ以外は任務だからな、残るはバーボンただ一人だからだ」
「任務なら…仕方ないですけど。この人は何もしてないですよね？！」
真っ先に私を差した。確かに私は何もしてないが…任務はほぼジンとペア。なかなか指示を私に出さない。
「それに何なんですか！場所がややこしいですよ！」
バーボンはさらに問い詰めた。ベルモットはスマホを打ってバーボンに見せる。

『Be quiet』

それを見たバーボンはハッとした。いかにも食らいつきそうになったが、止めておいた。
(何だろう…この空気感は……)
嫌な予感しかしなかった。沈黙が流れ、私は我慢ならない。
「ちょっと席外します……」
外れようとしたが、ベルモットからメールが送られてきた。
(………？！)

『さっきの喧嘩で機嫌を悪くしてるから、近くにいてあげてみて頂戴』

(ベルモット、こんな無茶…出来ませんよ！)
私は心の中で叫んだ。周りに察していなく、ホッとした。
「……………」
行動しようかと迷っていたら、何か視線を感じた。その視線は誰からなのかは察している。
「自分から出来ませんよっ！」
他の人に聞こえない小さな声でベルモットに訴えた。
「顔赤いよ、A？」
「気のしぇいです！」
私は言葉を噛んでしまった事に落ち込んでしまった。
(見苦しい姿を…！)
バーボンは声を掛けてきた事に「大丈夫です…」と答える。
殺気が溢れている事に気付くと、バーボンは焦った。
「てめぇ、こいつに何をした？」
その声は殺気に満ちていた。
(勘違いしてるけど…そうだとは言えない……
私には…)
「何をしたって…何もしてないですよ！？」
慌ててバーボンは否定するが、それを見ていたベルモットは不敵な笑みを浮かべていた。
「何もしてないのに酷いですよ！そうですよね、ベルモット！」
バーボンはベルモットに訴えるが「さぁ？」と言われてしまう。
「……！！」
(いじり甲斐があるわね…バーボンは)
ベルモットはそう思っていたが、他にもそう思っている人がいる。それは…ライこと赤井秀一だった…
(いじられてるな…バーボン……)