*☆＊黒の組織＊☆*黒と白のライフ。 (ページ6)

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お疲れな安室さん Part.1 ページ6

私は今日も任務。なのですが…どうもこうもたいへんになりそうな任務。
バーボンの任務に付き添いで、取り引き先がバーボン的に危ない場所だからだ。
その場所には『OPEN』の看板が立て掛けられており、壁の色は薄ピンクで可愛らしい。他に看板があるが…『テイクアウト、始めました』と書かれてある。
「何で…ここなんでしょうかね…」
危ない場所というのは女子たちが集まる人気のカフェと噂されていた。
「じゃ、私はこれで……」
私はお任せしようかと思ったが、バーボンが止めた。
「ちょっ…一緒に来て下さいよ！」
(………？！)
ぐいっと引っ張られて私まで連れていこうとした。「ありがとうございました」との声が店内に響き渡った直後、赤井秀一が出てきた。
「おや、ここで会うなんて…奇遇だね？」
ひょこっと赤井秀一が顔を覗かせた。カフェから出てきた事にバーボンは驚いている。
「私の知り合いがいてね…顔を出した程度なのだが。それがどうしたんだい？」
赤井秀一と話しているうちに私はすっとその場から離れた。
(………！！)
バーボンが気付いた時には遅かった。
「…頑張れ」と声を掛けられ、バーボンは意を決して中に入る。

それから数分後。
ようやくバーボンがカフェから出てきた。バーボンの顔がかなり酷く見える。
「赤井…！ここは女子たちが集まる人気のカフェと聞いていたが…違うじゃないか！！」
バーボンは赤井秀一に突っ込んだ。顔一つも変えずに、赤井秀一は見ている。
「女子たちが集まる人気と噂されるカフェだ。あくまで噂だが…ピンポイントで女子目当てだとされている」
赤井秀一はバーボンが言っている事に耳を傾けずに、さらに続ける。
「店主のオーナーは女子たちが集まる人気のカフェを目指しているのに偽りはない。だが、近くに女子校があるが…ここのカフェは見つけられない。ほぼ住宅街に馴染んでいる…それに木で良く見えないからな」
バーボンはまだ反抗しているが、赤井秀一は全く聞かない。
「ガッツリ系統のメニューに惹かれてくるのは男子だけだ。スイーツ目当てで来る女子を待っている…との店主が口コミで言っていた」
赤井秀一は淡々と言って、
「……ややこしいな！」
バーボンはいかにも赤井秀一に食らいつきそうになっていた。
「君もTwitterを確認したらどうだ？乗っているぞ、ここのカフェがな」
スマホを出して、調べさせようとしているのだろうか赤井秀一は不敵な笑みを浮かべている。
「それより、報告はしなくていいのかい？」

(………！！)

安室透は食らいつきそうになったが、止めておいた。