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白い真夜中 Part.2 ページ5

鈴木財閥が受ける美術館に歩美たちと江戸川コナン、鈴木園子が駆け付けた。
「コナン君!」
嬉しそうに歩美が言うと、元太と光彦は反応して振り返った。
「来たんですね!」
(はぁ……全く……)
すると、背後から「やれやれ…好かれてるわね」と灰原哀の声が聞こえた。
「灰原さんも来たんですね!」
光彦は嬉しそうにしていた。
「まぁね…誰かさんが無理しないように見に来ただけよ」
灰原哀がいう誰かさんは江戸川コナンのことに違いない。
「あ、時間になりそう!」
歩美が言った直後、電気が落ちてしまい暗くなる。

(おいおい、こんなのやってくれと頼んでねぇぞ!)
怪盗キッドは焦っていた。勝手に電気が消えた事にどうしようかと思っていた。
「これで貴方たちが来ても大丈夫だけど?」
『ご苦労だったな…もういいぞ』
「了解…」
私は電気を落とさせる役目を果たし、その場から逃げた。

「まだ怪盗キッドの予告した時間まで早いってのに…!」

中森警部は予想外の事に焦りを見せた。他の人たちもそうだった。
「どうしたんでしょうか……」
光彦は心配していた。歩美、元太も同じ事を思っていたようだった…

ダァン!

銃声が響き渡り、ある男性の身体を貫いた。
(………!!)
それを見ていた人たちは絶句。江戸川コナンと灰原哀が駆けつけ、江戸川コナンは男性の首元に手を当てた。
「大丈夫…だけど。これは時間の問題かもしれない、銃弾は結構ヤバい位置に撃たれてるし」
慌てて鈴木園子は救急車を呼ぶ。その間に江戸川コナンは追跡眼鏡で撃った方向へ。
「……!!」
撃った方向にキャンティがいたからだ。
「灰原、近くに奴らがいる…多分電気のショートも奴らがやった事と見て大丈夫だろう」
灰原哀に伝えると、灰原哀は驚いた顔をしていた。
「嘘でしょ……?!」

同時刻。
「取り合えず電気を消した事はありがてぇな…」
警備員たちは外に出て、何事かと把握している事に専念している。
「今のうちに……」
怪盗キッドはその隙をついて『青徠』という宝石を盗む。その『青徠』は漢字に青を使っているが、宝石の色は黄金。
「こんな所まで仕事なのね…お疲れさまですね」
私は怪盗キッドの姿を見つけ、そう言い掛けた。すると、怪盗キッドは『青徠』をしまい私の方に身体を向けた。
「貴方の瞳も宝石の色と同じ黄金……まさに夜空に輝く三日月…といったところでしょうか」
(………!!)
距離が詰められてしまい、私は焦った。
「美しい瞳に惹かれますね…」と怪盗キッドは呟く。
「貴方に心を奪われました…奪うどころか…」
怪盗キッドはそっと私にキスをした。

お疲れな安室さん Part.1→←白い真夜中 Part.1


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作者名:零月 | 作成日時:2016年6月4日 19時

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