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○○ゲーム Part.3 ページ24

その後、私は撃沈した。今の攻撃でほぼゼロに近い。
(うわぁあぁぁ……)
そこへベルモットがやって来た。なでなでと優しく撫でてくれる。
「貴方も頑張ったわね?まぁ、見慣れている顔だから仕方ないのかもしれないけど」
ベルモットは不適な笑みを浮かべている。そして、また視線が移された。
「…やりてぇのか?」
「止めときます……」
私はもちろん、拒否した。そう、拒否したのだが…
(ちょっと待って!もう、準備してるし?!っていうかやりたいとは言ってないよ!!)
訳が分からず、私は頭が混乱してきた。
「どうやら…もう1回するそうよ……ムーンライト?」
ベルモットは不適な笑みを浮かべて言った。その笑みから何かが感じられた。
「いやいや、私何も言ってないよ?!それに…何で?!」
私はベルモットに助けを求めるが、言うことを聞いてくれない。
「さっさとしやがれ」
(何でこんなことになるのかなぁ?!)
私は心の中で叫んだ。何故、こんなことになってしまったのだろうか…
またポッキーの端を加え、食べ始める。
(あれ?何か…私だけ進んでいるような…?)
ふと、気が付くとそんな感じがした。
(何か仕掛けられてる?!)
私はとっさに止めようとしたが、ぐいっと腕が引っ張られた。
「……!!」
2回目は逆に成功ではなく、引き寄せられるだけだった。
(私の早とちり…?いや、何か仕掛けられてるに違いないと思うけど……)
頭の中に色々と考えが浮かび上がった。その中のどれが分からない。
どうしようか考えるが、さっぱり分からなかった。
「そこで寝ないで下さいね?!」
落ち着くのかかなり静かにしていたので、私はどうしようかと焦った。
「てめぇも寝るか?」
(どうしてそうなった?!)
居場所が悪いのか、私まで連れていかれた。
「さて…どうなるかしらね」
ベルモットは不適な笑みを浮かべて、部屋を後にした。
「ここには馬鹿しかいないのかしら?」
一人ポッキーを食べながらキールは呟いた。

同時刻。
居心地が良いのか私はちょっと目を瞑っただけで寝てしまった。
(無防備な姿を見せやがって…馬鹿かてめぇ)
Aはすーすーと寝息を立てて寝ている。疲れる任務を与えていないのだが、寝ていられるのが不思議た。
(他の男に見せるんじゃねぇよ…)
そっとAに口を重ねた…

数分後。
Aはようやく起きた。
(寝込み襲われた気分……)
私はそんなような気がしたのだった。隣にはジンがいる。
「あの…何かしました?」
「…何もしてねぇよ」
本当のことを打ち明けずにいた。ちょっと怪しかったが、言わないようにした。

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作者名:零月 | 作成日時:2016年6月4日 19時

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