*☆＊黒の組織＊☆*黒と白のライフ。 (ページ22)

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○○ゲーム Part.1 ページ22

「…寒い」
ここのところ、寒い日が続いていた。気温が低く、温かい服装にした。
「貴方はどうするの？」
ベルモットはドリンクのことを聞いてきた。最近、カクテルは控えていて飲むことはなかったのだった。
「センチュリーを貰おうかな…前から気になってたし」
私は“センチュリー”を頼んだ。すると、ベルモットはグラスに注いでくれた。
「ありがとう…ございます」
一口飲むと、ふんわりと口の中に広がった。
(美味しい……)
くいっと飲んで、またセンチュリーを飲む。ベルモットは引いている。
「あんた…良く飲むわね……」
(………？？)
私はあまり気にしなかった。
「ちょっと差し入れを持ってきた。あぁ、今日は何やら何かの日でなつい買ってしまったんだが……」
ライが袋から出したのは赤いパッケージのお菓子。『ポッキー』と書いてあった、今日は11月11日だったか。
「ライも一緒にやりましょうよ、折角全員揃っているんだし…」
キールが言うと、ライは仕方なく入ることになった…
「そのゲームとやらは何だ？」
ジンはあまりそういう関係には興味がなく、知らなかったようだ。
「見てれば分かるさ、じゃあ誰かお手合わせ願おうか…」
ライはバーボンを指定した。バーボンは驚いた顔をしている。
「何で…僕なんですか？！」
驚きの声を上げているが、ライは気にしなくポッキーを加えている。
「はぁ……仕方ありませんね……」
バーボンはもう片方の端を加え、食べ始めた。ポッキーが短くなる前のこと…

「……っ！！」

バーボンは思いっきりライを突き飛ばしたのだ。その後、バーボンは機嫌を損ねる。
「何でよりによってあんたとしないといけないんだ！」
「一瞬、目が合ってな…やりたそうな顔をしていたからだ。悪いか？」
はぁとため息をついてライは立ち上がった。「やりたそうな顔なんてしてませんよ？！頭大丈夫ですか？」
二人の言い合いが始まり、ベルモットは呆れていた…
「全く…私たちだけでやりましょう？」
(………！！)
私は嫌な予感しかしなかった。その予感は的中することになりかねない。
「Aは私とやる？」
ベルモットに言われ、私はどう答えたらいいのか迷ってしまった。
「別にやらなくてもいいわよ、やらないならそこの二人を止めてくれないかしら？」
私は急いで二人の元へ駆け付けた。まだ言い合っている。
「ちょっと、止めて下さい。二人とも！」
止めに入った時、ライと目が合ってしまった。
(………！！)
背中に冷や汗が流れ、ライは準備をしている。この流れで私はライとすることになってしまった……
(指定されたようね……)