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添える花と言葉 Part.3 ページ21

「逃がさねぇよ…」
動けなくなってしまい、出来るのは考えることだけだった…
何も動けなく、出来るのは考えることだけ。
「…何するんですか!?」
私は思わず声を上げてしまった。
「騒ぐんじゃねぇよ、バレるだろうが」
注意されてしまい、何も言い返せなかった。私は何も出来ず、立ち尽くしていた…
「てめぇは俺の物になってればいいんだよ」
(………!!)
その直後、口が口によって封じられた。顔が赤らめてしまい、私は焦ってしまった。
「えっと……その……」
すると、私は引っ張られた。

「…行くぞ」

さっきまでの殺気はなく、私はちょっと安心感を感じた。
「はい…!」

1時間後。
「……遅い!」
ベルモットは不審に思っていたが、それは的中することになった。
「任務だけでこんな時間を掛けて…!何を考えていたのよ!」

「「…………」」

何も言い返せなかった私。私が後先考えずに行動してしまったことに後悔した。
(行かなきゃ良かったのだろうか……)
ため息をついていると、ベルモットの視線が私に移された。
「貴方…といったところね」
ベルモットは不適な笑みを浮かべていた。
「すみません……」
私は謝るしかなく、その言葉しか言えなかったのだった…
「今度から気を付けてよね?」
(はぁあぁ……!!)
私は落ち込んでしまった…それは少しの間。怪盗キッドから貰ったスミレを大事にして、私は何とか耐えた。
(また…何処かで会えるかな……)
ふと、私はそんなことを思っていた。
自分でも良く分からないが、怪盗キッドと会ったことだけは嬉しく思う。

怪盗キッドも同じようなことを思っているのだろうか。
Aはそう思いながら、明日も任務をこなしていく……
(頑張らないとね…私!)

○○ゲーム Part.1→←添える花と言葉 Part.2


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作者名:零月 | 作成日時:2016年6月4日 19時

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