*☆＊黒の組織＊☆*黒と白のライフ。 (ページ17)

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風邪薬というもの。 Part.1 ページ17

ちょっとしたことが気になり、私は部屋から出ていった。切れている薬品を買いに行くことにした。
「何処に行く？」
背後から声が聞こえた。(何も言わなかった)が心配なのだろう。
「切れている薬品を買いに行くだけだよ。駄目なのかしら？」
私はそう言って部屋から出ていった。

薬品といっても、なかなか薬局では見かけないためちょっと手間を掛けて、品揃えのある薬局へ向かう。
「ちょっと遠いけど……いいよね」
薬品の品揃えは広く、様々な薬品が並ぶ。その中にある切れている薬品を見つける。
(あった……これね)
その薬品、切れそうな薬品を購入して私は薬局から出ていった…
「連絡いれた方が…いいのかな？」
私は悩んでしまったが、その結果連絡はしないことにした。
(薬品を買うだけだし……別にいいよね)

1時間後。
購入した薬品は専用の棚に入れていく。切れている薬品を取り出して、購入した薬品と取り替えた。
(また…毒薬でも作るのかな……)
棚は縦にずらりと何台も並んでいたからだ。相当、かなりの薬品がある。初めて目にする薬品ばかりだ。
「えっと……これは……」
棚に入れようとしたが、めまいがAを襲う。
「こんな時に限って……死神の力を使いすぎたのかな？」
そんなことを思っていたが、今は薬品の整理に集中することに言い聞かせた。
(うぅ……やっぱりそうなのかな……)
めまいだけではなく、今度は頭痛が襲ってきたのだった。
「でも、そんなに死神の力を使ってないし…鬼道とか最近使ってない。じゃあ…何だろう？」
死神の使い過ぎ以外にあまり思い付かなかった。
(多分…アレかな？ここのところ、天気が怪しいし…急に変わったりしてるから……)
パッと思い浮かんだのがそれだった。またそれが違ったら何なんだろう。
「耐えるにしても限界があるよね………」
踏ん張って耐えようとするが、それも続かなかった。
(ここ…まで……か。意識が……)
私はそこで意識が途絶えた。

バタン…

(…今の音は何だ？)
何かが倒れる音が他の部屋に響いていた。それを嗅ぎ付けて、沢山の薬品が並ぶ大きな部屋にジンがやって来た。
「面倒臭ぇ奴だな…」
独り言を吐きながらも、別の部屋へ連れていった。

別の部屋にて。
「うぅ……」
まだ頭痛がするが、何とか意識を取り戻した。
「目覚めたか。てめぇ、そこで何をしていた？」
「何をしたって…？切れている薬品を買って、その薬品を入れただけですけど」
切れている薬品を買いに行ったこと、部屋でやっていたことを打ち明ける。
ため息をつきながら、そこで煙草を吸い始めた。
(ちょっ…そこでする？！)