小さな考え事 Part.2 ページ13
江戸川コナンと安室透が会話をしていると、赤井秀一がやって来たのだった。
「赤井…秀一!!」
その声は殺気に満ちていた。江戸川コナンは苦笑している。
「赤井!僕と勝負しろ!料理でな……!」
指を差してそう叫んだ。
「別に構わんが…」
そして…料理対決が始まる。江戸川コナンは呆れながらも見守ることに。
(ははっ……)
江戸川コナンにとっては、苦笑するしかなかった…
それから30分程くらいだろうか、安室透はサンドイッチを完成させる。その5分後に、赤井秀一はカレーライスを完成させた。
「美味いな。安室くん、なかなかいいじゃないか」
一口食べると、赤井秀一は呟いた。それに対して安室透は…
(なっ…!めちゃくちゃ美味い……赤井、どんな手を使った?!)
逆に安室透は殺気があったのだった。何を使ったのか赤井秀一に聞いてみる。
「赤井!何を使った?!」
「何を…?単純に人参、じゃがいも、玉葱、豚肉を使ったまでのことだ。カレーライスの材料はほぼこれだろう」
そう言うと、安室透は納得してないのかまだ殺気が溢れていた。
(他に使ってないのか……?!)
「あぁ、一つ忘れてた」と赤井秀一は人指し指を縦にした。
「ちょっと手間を掛けて、クミンの実を足した。その方が香りがいいからな」
「だから、くそ美味いのか?!赤井のくせに…!」
安室透はまだ殺気があった。安室透が言った『くそ美味い』に江戸川コナンは呆れている。
「美味いの前にある『くそ』はいらん」
(………!!)
それが安室透をやる気を上がらせたのか、安室透は宣言した。
「…いつからは越えてみせるからな!」
「ぼうや、安室透と何を話していたのかい?」
安室透をスルーして、江戸川コナンに聞いた。赤井秀一の背後にいる安室透から殺気が溢れる。
「赤井さん……後ろ……」
引き吊った顔で江戸川コナンは指摘するが、赤井秀一は気にしない。
「何を話していたのかい、ぼうや?」
「安室透が考え事していることで……あっ…」
思わず江戸川コナンは言ってしまった。既に遅く、安室透の機嫌を悪くしてしまう。
「考え事?そうなのか、安室くん…」
「赤井…!絶対に許さないからな!」
江戸川コナンは慌てて「ちょっと落ち着いて!」と言い聞かせた。
「コナン君…!」
(……??)
赤井秀一は何のことか分からなかった。
「考え事とは何だ、安室くん」
「お前のことだ、赤井!いつも何故、俺がいじられないといけないんだ!!」
それを聞いた赤井秀一は遠い目で見る。
「そんな目で見ないでくださいよ!」
(もしかして…赤井さんはS寄りなのかな…?)
江戸川コナンはそう思っていた…
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作者名:零月 | 作成日時:2016年6月4日 19時