漆黒の境界線act.Ⅲ (ページ9)

今日:4 hit、昨日:4 hit、合計:10,861 hit

Episode14-4 ページ9

毛利蘭は江戸川コナンを探して水族園へ向かった。連鎖して爆弾が爆発し、大量の水と共に魚たちが流れる。
「危ねぇじゃねぇか！」
江戸川コナンたちは走って出口へ向かう。その先に待っていると知らずに……

(……！！)

銃弾が放たれ、赤井秀一の脇腹を貫通。慌てて江戸川コナンは追跡眼鏡で辺りを見渡す。
「まさか……彼奴らが？！」
江戸川コナンは声を荒げた。撃たれた所に手を当てて何とか耐える赤井秀一に安室透が駆け付けた。
「これくらいは大丈夫だ…気にするな」
赤井秀一は脇腹を当てながら前へ進む。
それと同時にベルモットはある連絡を受けていた。それは全ての電気を消すということ。
(さて…と。これで全ては闇となるわね)
遊園地の電気を発している場所にベルモットはいた。全てダウンさせ、さらに電気が付かないように壊す。
「……終わったわ、ジン」
耳に付けてある通信機を通じて報告をしていた。
『相変わらず仕事が早ぇな』
「で、次は何をすればいいのかしら？」
発電所から離れ、バレないように館外へ。すると、歩いていたジンとムーンライトと会う
「キャンティとコルンに任せて平気なのかしら？」
ヘリコプターに乗っているキャンティとコルンを気に掛けてきた。
「そうだな……キャンティとコルンと合流する、行くぞ」

全ての電気が落とされ、東都臨海水族園は闇に包まれる。遊園地で動いていたアトラクションは一斉に止まり、観覧車に乗っていた歩美たちは困惑していた。
「どうなっちゃったの……？」
不思議に思っていた。急に止まったからだ。(新一君…哀くん……)
阿笠博士は心配そうに心の中で呟いた。