漆黒の境界線 act.Ⅰ (ページ1)

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プロローグページ1

本丸の審神者になった私は2年目に男審神者に本丸を乗っ取られることになってしまった。
男審神者は初めて審神者となる前に私の本丸で練習させたのが原因だ。

行き場を無くした私は“黒揚羽蝶”に導かれ、あるアニメへ転生する羽目となった。

そのアニメは“名探偵コナン”という所に私は転生された。初めての現世でどうすればいいのか考えてしまう。現世は“名探偵コナン”だけではなく、“BLEACH”も同じく現世。私がいる現世は両方の現世なのだろうか。アニメに転生されて、同じ現世だと思うと大変なことになりそうだ。
「あれ、お姉さん。どうしたの？」
一人ぼーっとしていると、小さな子供に声を掛けられた。眼鏡を掛けた小さな男の子。
「ちょっと考え事してたのよ。学校に行かなくていいのかな？」
納得したのかその男の子と友達である男女は学校に行ってしまった。姿が見えなくなるほど送って私は別方向に歩き出す。
「これから、どうしようかな？」
自分が持つ鞄にある紙袋が入っていた。気になって開けてみると“メモリーカード”だった。

「あの“メモリーカード”はなんなのだ……一体」

路地の隙間に見送った小さな男の子は眼鏡を使って見ていた。彼女が持つ“メモリーカード”に興味を持つ。
すると、背後からの声で男の子は振り返る。
「灰原か……どうしたんだ？」
灰原は男の子の手を引っ張って注意するが、それを遮るように男の子は言った。
「あの“メモリーカード”が気になるんだ」
彼女が持つ“メモリーカード”からこの話は始まりを向かえる。