検索窓
今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:259,719 hit

Episode31 ページ33

「探査機から切り離されたカプセルは隕石のように落下するだけ!
つまり、大気圏突入前のわずかな時間しか軌道のコントロールができません!」

警視庁の正面玄関前の公園。風見は人の流れに逆らい、走って進んでいた________


その頃。政府は緊急参集して、向かい合って座っていた。
「警視庁の一キロ圏内には各省庁、公園やホテルも多く、避難人員はざっと計算しておよそ15万人」
「それだけの人員の避難先として、一キロ圏外にある候補地として順路をまとめてあります」
黒田は説明している国土交通大臣の後ろを通って、警備局担当審議官に耳打ちした。

「総理!NAZUからメモリーの修正できないとの報告が!」



「地上局から探査機へ送る信号は、特定のコードで暗号化されているのですが…そのコードが一致しないと、メモリーの書き換えが出来ないそうです!」


コード不一致のため、書き換えられないとNAZUからの報告。

風見刑事から知らされた_________


「それも犯人が変えたってこと…!?」
“NAZU”にアクセスするには、コードが必要だった。


「じゃあ、早く聞き出さねぇと…!」


「…そうだな。それで、君に協力してほしい」
走りながら、降谷零は言う。“協力”と聞いてコナンはハッとした。
「こんな凄いものを開発した博士に……」
コナンが風見に仕掛けた“盗聴器”をポケットから出して、コナンに見せる。
「何をするの!?」


「……“死んだ人間”を蘇らせるのさ!」



場所は変わり、阿笠邸。阿笠博士は、屋上でドローンを飛ばしていた。
「これで、コードが聞き出せればいいけど」
「さらなるスピードアップに成功したんじゃぞ」
得意気に言っているが、画面はフラフラしている。
「博士、映像がフラフラしてる。これじゃあ、うまくいかないわよ」

「夜の飛行は初めてじゃからのぅ……」

真っ暗で難しいようだった。階段を上がってくる音が聞こえてくる。
「あ!夜のドローン、俺もやりてー!!」
「博士たちだけでズルいですよ!」
「テレビ、“はくちょう”が映らないんだもんー!」
歩美たちがやって来て、灰原は驚いた。もう寝る時間なのだが。

「そうね。じゃあ、お願いできる?博士の操縦が不安で」

閃いたのか、灰原は言う。お願いされた歩美たちは嬉しそうに階段を下りていく。

「やったーっ!!」

「えー、そーじゅーこと言うのー?」
“不安”だと言われてしまい凹む阿笠博士。
「ここは子供たちに任せましょ、私たちは準備をすすめましょ」



____僕たち!私たち!


ドローンを飛ばし隊!!


「行っけぇーっ!!」

Episode32→←Episode30



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (73 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
281人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , ゼロの執行人 , 安室透   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:零月 | 作成日時:2018年4月16日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。