360話 ページ32
〜マシューside〜
手術室のランプが消える。
みんなは我にかえり、医師に近付いた。
医師「命に別状はありません。……ただ…」
菊「ただ…?」
医師「……話せないかもしれません。」
マシュー「話せないって……。」
フラン「そんな…。」
医師「では…病室へ案内します。」
医師はAの病室へ案内してくれた。
広い部屋。
そこに眠る、僕達の好きな子。
マシュー「A…。」
菊「…」
無茶するなって、いつも言ってるのに……。
アーサー「……バカッ…」
ルー「ごめんなさい…俺のせいで……。」
やめて。
誰も君のせいなんて思ってないよ。
フェリ「やだよ……。Aと話せないなんて…。」
ロヴィ「記憶が無くなったりするよりは……マシだろ…。」
アント「そう…やけど……!!」
そうだよ、そうだけど…。
君が無事であることを、みんな願ってたんだ。
マシュー「笑ってって…言ったのに……。」
アル「マシュー…」
君の手を、握ってあげる事すら
今の僕には出来ない___。
どうして、涙ばっかり流れるの?
ねぇ……教えて______。
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作者名:暁兔 x他1人 | 作者ホームページ:
作成日時:2016年9月18日 22時