３４４話 ページ16
アルフレッド先輩に馬乗りされている。
貴方「せ…んぱ…………」
アル「ほら……Aが計ってよ…」
貴方「や…やめてっ………んっ」
アルフレッド先輩が、私の首に顔を埋めた。
貴方「いやぁっ……先輩っ……!」
アル「君に拒否権はないよ…？」
すると、先輩は指で首から鎖骨をなぞり始めた。
貴方「っ…あぁ…!!」
アル「もっと啼いて……？」
貴方「嫌ぁッ………!」
アル「…」
すると、首筋に痛みが。
貴方「あぁっ…!!」
アル「ほら…動いちゃダメ…」
貴方「や……だぁ……だ…れか………」
アル「誰も来ないよ……？」
貴方「やめて………アルフレッド先輩っ……」
アル「泣かないで……」
貴方「んっ…」
アル「ごめん…。いじめすぎたみたい」
貴方「…あぁっ………」
先輩が私を起こし、抱き寄せた。
貴方「いやぁぁ……!」
アル「…………ごめんっ…A……」
貴方「うっ………あぁ…」
アルフレッド先輩が、ギュッと抱き締てくれる。
体の震えが止まらなくて、
こんなとき、誰か一人でも近くに居てくれたら………なんて思う。
アル「……A…」
貴方「アル……フレッ…ド先輩…」
私は目を閉じた。
痛くて、凄く重かった。
〜アルフレッドside〜
彼女が目を閉じたとどうじに、
ガクンっと力が抜け、後ろ向きに倒れそうになっていた。
俺は、その細い体を支える。
アル「どうして………逃げようとはしなかったんだい………」
貴方「…」
涙の流れているAの頬。
アル「ごめん……」
俺もその場で意識を手放した＿＿＿。
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作者名：暁兔 x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年9月18日 22時
