もう一度 Ⅱ (ページ20)

今日:2 hit、昨日:13 hit、合計:11,201 hit

＊１０ページ20

久しぶりに

やっと見れたその顔は、私の知っている貴方(涼介)じゃない。

もう、涼介は居ないんだ。

心に空いた穴に冬の冷たい風が吹き抜けていく

その風でその穴はさらに広がって行った。

家に帰って調べてみた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Hey! Say! JUMP 山田涼介

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

この時は、その情報だけで

涼介に会うのが無理だと決めつけられたようだった。

その日から私は、人の目がない所で

小学生のときの涼介との思い出に浸っていた。

お母さんに

もう一度芸能界にチャレンジしてみない？

と言われるまで。

そのときは、本当に嫌だった。

今の自分は、今の涼介が嫌いだ。

もしも会ったり、共演することになったら……

言おうにも、言えなかった。

まだお母さん達は、私と涼介の仲が続いていると思っている。

まぁ、お母さんの気が済んだら、直ぐに辞めよう。

涼介と共演するまでになる事は、無いだろうし

今では、こんな自分を恨んでる。

なんでこんな決断をしたんだろう。

まさか、涼介と同じ事務所だなんて知らずに。