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『Aはどこに行きたい?』
「至さんが決めてください。主役ですよ?」
『ははっ。そうだね、じゃあ今日一日俺に付き合ってくれる?』
「そのつもりで来ましたから」
そう言うと、ありがとう と頭を撫でられて車が動いた。
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至さんにあっちやこっちやと振り回された後、部屋に戻る。
『つっかれた。やっぱり引きこもりにはしんどかったわー
Aじゃなかったら遠慮してた』
「なんで俺だけなんですか」
『だってこうして誘ってくれるの珍しいし。
この機会逃したら絶対デートしてくれないんだもん』
「まぁそうですね」
素直になれないだけで、言ってくれれば全然するけど。
「……至さん、結局何が欲しかったんですか?」
振り回された割には何も買わなかったので
不思議に思いそう聞いてみる。
『え、Aだよ』
すると彼は何当然のこと聞いてんの とでも言うような目をした。
「……これからする事、みんなには内緒にしてくださいね」
そう言って至さんの胸ぐらを掴むと、ちゅっと頬にキスをする。
あー…今の俺絶対顔赤い。
何の反応もしない至さんを不思議に思い、目を向けると
顔を真っ赤にさせて口をぱくぱくさせていた。
『A、結婚しよう』
「しません」
『待って。じゃあこの気持ちどうしたらいいの?
どこにぶつけたらいいの?』
「別に…俺にぶつけてたらいいんじゃないですか」
最後までつっけんどんな可愛くない言葉で返してしまう。
…俺が素直になれるのはいつなんだろう。
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至さんお誕生日おめでとうございます(*´ω`*)
間に合ってよかった…!
それと続編に行かせていただきますので
早めに終わってしまう気もしますが←
宜しければ読んで頂けると嬉しいですー!
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立夏(プロフ) - あいちゃんさん» ありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです(*´ω`*)亀更新ですがこれからも宜しくお願いします♪ (2018年4月24日 19時) (レス) id: 4d6843689d (このIDを非表示/違反報告)
あいちゃん(プロフ) - 頑張ってくださいいつも楽しみにさせていただいてます(`・ω・´)キリッ (2018年4月16日 6時) (レス) id: 9afa5d89f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:立夏 | 作成日時:2017年10月3日 14時