2話 転生した理由は... ページ2
さて、ここでコミ障な私が何故スコッチさんとしどろもどろになりながらもご対面しているのかを簡単に話そう。
まず、私の前世は25歳の独身薬剤師(女)
普通に大学の薬学部を卒業して、そのまま流れるようにとある薬局に薬剤師として就職した。
が、しかし。
ある日の事だった。いつも通りタクシーを拾って薬局へと出勤しようとした時だった。
私が運転手に目的地を言ってタクシーが動き出そうした瞬間、その横から大型トラックが突っ込んできたのだ。
前の座席に頭を打ち付けられるような強い衝撃の中、何故か痛みはしなかった。
だが、何も見えなくなった視界と何も聴こえなくなった耳は生きられたとしてももう使い物にならないだろう。
意識が朦朧としていく中、私は「どうせなら、来世は好きな漫画の世界で生きれたら...楽しそうなんだけどなぁ」と心の中で呟きながら
私はゆっくりと目を閉じてそのまま意識を失った。
_その時点で私は確実に死んだはずだったのだ。
しかし、死んでいなかったとしても目が冷めたら病室やもしくは救急車の中のはずなのに、起きるとそこは見覚えのない小部屋だった。
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作者名:あるふぁん@hrn | 作成日時:2017年10月9日 14時