7.記憶 6 ページ34
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彼方「…懐かしいな」
寂しそうに笑う彼方さん。
読んだことのある絵本みたいな
聞いたことのある噂話みたいな、
そんなもやもやが胸の中に広がった
.
長い年月を三人で過ごして、
日に日に俺たちは強くなって、
そんな幸せがこれからもずっと続くと思っていた。
そんな俺たちを嘲笑うように
幸せは俺たちの元を離れていった
.
。
。
*
『…帰ろっか。』
想い出に蓋をして、大切な人に笑いかける。
今はただ、それでいい。
Aが持ったままだった傘を受け取って、
帰るべき所へ歩き出した。
手元のコーヒーはすっかり冷え切っていた。
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GAIRU(プロフ) - makiさん» 一年越しのコメント返信になってしまいました…ご指摘、感想ありがとうございます…!とっても嬉しいです(泣) (2020年4月19日 14時) (レス) id: 11eff8c56b (このIDを非表示/違反報告)
maki(プロフ) - 突然の指摘と突然のコメント失礼致しました! (2019年4月1日 21時) (レス) id: db7ab848e3 (このIDを非表示/違反報告)
maki(プロフ) - 初コメ失礼致します!あの、Luzじゃなくて、luzだと思います…小説用で変えていらしたら申し訳ありません…少し気になりましたので、、この小説個人的にすごく好きです!(( これからも頑張ってください!応援してます! (2019年4月1日 21時) (レス) id: db7ab848e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:GAIRU | 作成日時:2017年11月27日 17時