5-��.犯行当夜 3 ページ20
．
浦田「おい坂田！！
ミスってんじゃねぇ！！」
坂田「なんか今日調子悪いぃぃ〜！」
『味方に指示する余裕あるんだ
ウザいなぁー』
右脚につけた銃のホルダーにナイフの刃を擦り付ける
ここには予めクスリが塗ってある
何分経っただろうか
さすがはリーダー、今日は傷がいつもより多い気がする
だけど痛みは感じない
この闘いが終われば一気にどっとくるんだろうな
床にはたくさんの銃弾が転がっている
転んだら銃弾についたクスリが傷口から入るだろう
ふと浦田が目を逸らした
『よそ見すんなよ、っ』
浦田「っ怖い怖い
決着つかねーし、今日はお暇しようかな、っ！」
『っ！逃げんなよ』
浦田「仲間が呼んでるんだわ
向こうも引き分けか…、っ」
動きながら話すとお腹に力入るから
息も声になる
余分な力が入るので傷口が開いてる気がする
浦田「じゃーなっ！」
坂田「ちょ、うらさん待って！」
私の攻撃をかわし、何かを転がして去っていった
『っまふ！』
二人で走って廊下の角に移動した瞬間
後ろで爆発音がした
壁の破片が飛んでくる
真冬「(チッ…
逃げた…」
まふと私以外の気配がなくなったのを確認すると
今まで麻痺していた感覚がどっと押し寄せる
『…いった…』
左脚に力が入らない
浦田のクスリ付きナイフか
真冬「A！
んー……ごめん！」
そう言ってまふは私をおぶった。
爆発音は絶えず建物内に響いている
つまり、あいつら二人はこのまま建物ごと消すつもりだ
大方、その後の始末は構成員に任せているんだろう
ということは外では構成員が…
ん？
『いや、まふ降ろして！歩ける！と思う…から！
おぶってたら銃撃てないじゃん！』
真冬「じゃあAが撃てばいいでしょ！」
『は！？こんな揺れてんのに！？
銃専門外だから外すよ！？』
真冬「そんなこと言ったって今のAの足じゃ
走ったって建物と一緒にバイバイだよ！！バカなの？」
『もういい！知らない！』
真冬「うわっちょ、それやめてええええ」
目の前のまふの頭に思いっきり顎を乗せた
絶対痛いやつ
．
こうやって明るくしないと、自分を責めちゃうから
悔しくて仕方がないから
今は何も考えない。
．
イヤモニでそらるさんの指示通りに建物の外へ出た。
そらるさん達はもうすでに帰っているらしい。
まふの背中で揺られる。
誰かの背中、
なんだか、懐かしい感じがする。
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GAIRU(プロフ) - makiさん» 一年越しのコメント返信になってしまいました…ご指摘、感想ありがとうございます…！とっても嬉しいです(泣) (2020年4月19日 14時) (
レス) id: 11eff8c56b (このIDを非表示/違反報告)
maki(プロフ) - 突然の指摘と突然のコメント失礼致しました！ (2019年4月1日 21時) (レス) id: db7ab848e3 (このIDを非表示/違反報告)
maki(プロフ) - 初コメ失礼致します！あの、Luzじゃなくて、luzだと思います…小説用で変えていらしたら申し訳ありません…少し気になりましたので、、この小説個人的にすごく好きです！(( これからも頑張ってください！応援してます！ (2019年4月1日 21時) (レス) id: db7ab848e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：GAIRU | 作成日時：2017年11月27日 17時
