お隣りさんちのヒョクチェくん4

ただのオッパとして ページ8

ｼﾞｮﾝｽ『ヒョン』

姿勢を正して、座り直すジョンスオッパ。

それが合図だったかのように。
他のオッパたちも、姿勢を正した。


ｼﾞｮﾝｽ『実は今日、ヒョンにお話したいことがあって、宿舎にお越しいただきました』

ﾏﾈｵｯﾊﾟ『え？あ、はい……』

急にかしこまったジョンスオッパに、たじたじのマネオッパ。


ｼﾞｮﾝｽ『Aと初めて出会ったのは、まだ僕らが練習生だった頃でした。ウニョクに、幼なじみとして紹介されたのがきっかけで。ウニョク、僕、ヒチョル、ソンミン、ドンへ、それから東方神起のジュンスとAで、よく遊んだりしてて。ウニョクと幼なじみだということは、ご存じですか？』

ﾏﾈｵｯﾊﾟ『ええ。Aから、ウニョクさんのことは聞いてます。ヒチョルさんとも昔遊んでいたことは、最近知りました。他のメンバーの皆さんのことは、初耳ですが』

A『マネオッパ！ごめんなさい、話さなかった私が悪いの……』

ｼﾞｮﾝｽ『A。いいから。すみません、本来ならもっと早く、リーダーである僕からお話するべきでした』

A『ジョンスオッパ………』

ｼﾞｮﾝｽ『会えなかった期間もありましたが、Aは僕らにとって、今でも妹みたいに可愛い存在です。だから、これからもAと連絡取ったり、会ったり、時には守りたいと思ってます。僕らのこと、super juniorとしてではなく、Aの兄として、認めてもらえないでしょうか？お願いします！！』

SJ『『お願いします！！』』


ジョンスオッパが頭を下げると同時に。
他のオッパたちも、頭を下げて。


オッパたち。
優しすぎるよ。

なんでそんな風に庇って、守ってくれるの？
私の為に、悪者になったり、頭を下げてくれたり。


ありがとう。
ごめんね。
大好き。


どれも簡単には口に出せなくて。


私も、溢れる涙をそのままに。
ただ一緒に、頭を下げた。

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