お隣りさんちのヒョクチェくん4

お似合いの二人 ページ26

ｲｪｿﾝ『キレイだ………』

ｿﾝﾐﾝ『絵になる二人だね』

ﾋﾁｮﾙ『やっぱ、プロは違うな♪』

ｼｳｫﾝ『ははっ(笑)ありがとうございます、ヒョン♪』

ﾊﾝｷﾞｮﾝ『この子がヒチョルお気に入りの子？』

ﾋﾁｮﾙ『おう。俺が育てようと思って♪美人だろ？』

ｷﾎﾞﾑ『へぇ？僕も会いたかった』

ｲﾄｩｸ『ヒチョル、変なことはしないでよ？でも、Aはスタイルが良いから、何着ても似合うよねー♪』

ｷｭﾋｮﾝ『トゥギヒョン。鼻の下伸びてます』

ﾘｮｳｸ『キュヒョナも耳赤いよ？(笑)』

ｶﾝｲﾝ『ははっ(笑) リョウギも言うようになったなぁ』



ﾄﾞﾝﾍ『ただいまー♪』

ｼﾝﾄﾞﾝ『腹減ったな……』

ｳﾆｮｸ『ん？なに見てんの？』



ダンスチームの俺たち3人。

スタッフさんとステージの最終確認をして、楽屋に戻ると。
メンバーたちは、集まってなにやら見てる様子。

輪の中に入ると、1つのパンフレットをみんなで回し読みしていて。
そこにはシウォンとAが写っていた。


ｲﾄｩｸ『ほら、前にシウォンとAの撮影見学に行っただろ？あの時のCFのパンフレットだって♪』

ｲｪｿﾝ『ちなみに俺のだ！』

ｼﾝﾄﾞﾝ『さすがイェソンヒョン……』

ﾄﾞﾝﾍ『あ！俺も見たーい！』


パンフレットをぺらぺらめくる。
パッと花が咲いたように、美しく可憐に笑うAは。
可愛くて無垢な少女のようで。
それでいてシウォンとの2ショットでは、女の顔を見せていた。

ページをさらにめくると。
背中を見せるシウォンと。
シウォンの首筋にキスをして、妖艶な目つきのA。
カメラ目線でこちらを見るAは、どこか挑戦的で。

お似合いの二人。
絵になりすぎる二人。

そんな二人を見ると、胸の奥がまたチリチリ痛み出す。

モヤモヤしたこの気持ち。

俺、ヤキモチ焼いてるんだ、きっと。
俺が入る隙間もないぐらい、二人が恋人のようにお似合いだから。


最後のページをめくると。
苦しくて切なげにこちらを見るAと目が合った。

その目尻には、涙が浮かんでいて。
俺の心がざわざわする。

Aはきっと、恋をしてる。
相手はたぶん、例のオッパ。

そのオッパは……まさか、シウォン？

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