お隣りさんちのヒョクチェくん4

ドンへヒョンのお願い ページ23

今日は久しぶりの休み。
僕が部屋でゲームをしてるというのに。

コンコンコンコン！！

凄まじい勢いでドアをノックする音と。

??『キュヒョナー、いるんでしょ？ねぇ、開けて！開けて！』

僕をまくしたてる甘い声。

こんなことするヒョンなんて、一人しかいない。
そして、きっと面倒くさいお願いやお誘いに違いない。
だから無視して、ゲームを続ける。


コンコンコンコン！！

無視。


??『キュヒョナー……』

無視。


??『キュヒョナ、俺のこと……嫌いなの……？』

無……視……できない………

僕が大好きな、無駄にイケメンなあの顔で。
今はきっと、下がり眉のあの困ったような顔をしてるに違いない。


ｷｭﾋｮﾝ『はぁ……何ですか？ドンへヒョン？』

観念して部屋のドアを開けた。


ﾄﾞﾝﾍ『キュヒョナ！あのさ、お願いがあるんだけど……』

やっぱりね。
想像通りの人物が、想像通りの顔で、想像通りのことを言ったから、思わず笑ってしまう。

ｷｭﾋｮﾝ『ふふっ(笑)で。なんですか、お願いって？』

ちょっとご機嫌になっちゃった僕は、快くドンへヒョンのお願いを聞いた。


そのお願いが、同時に僕の胸を痛ませることになるとも知らずに…………

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