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初めての君 ページ41

ジェシーside


いよいよAちゃんと2人で出かける日。



緊張と楽しみで全然寝られなかった…







あ、来た!
貴「…おはよう。
待った?」

「ううん!今来たとこ。」

嘘。ほんとは30分前からきてた笑

貴「…何見てんの」

「あ、ゴメン!
私服可愛いね!見慣れてないからさ」


貴「…ありがとう」

「照れたの?」

貴「うるさい。早く行くよ」

可愛い…
「よし、行こう!」


貴「え、何してんの」


「はぐれちゃうでしょ!
ねぇ、行こう!」


貴「え、ちょっと…!」







俺らが来たのは動物園!
無難で良いよね?俺好きなんだけど。
「動物園好き?」

貴「普通。
久しぶりかな、来るの」


「俺も。じゃあ行こ!」





「あ!ねぇ見て!パンダ!」

貴「でっか…」



「ライオンだ!かっけー!」

貴「近っ」





「ゴリラ!慎太郎みたい笑」

貴「ジェシーにも似てるよ」

「え?今名前…」

貴「別に良いでしょ、いちいちあんたって言うのも変だし」

「嬉しい!Aちゃん!」

貴「…行くよ」






「お腹すいたー!お昼食べよ」


貴「良いよ」


来たのは動物園の近くにあるレストラン。

「何にしようかなー」

貴「私オムライス。」

「好きなの?
じゃあ俺パスタにしようかな。

お願いしまーす」


貴「…ねぇ」


「ん?」


貴「何で私に話しかけるの?」


「え?」


貴「いや…変な意味じゃなくて、私こんな性格だし一緒に居ても楽しくないし…」



…意外と考えてたんだ。

でも俺君のことが好きだから以外に理由がないんだよね。





今言ったら気まずくなるから言わないけど。


「Aちゃんの事が気になるからかな。
Aちゃんみたいなタイプ今まで居なかったから興味あるの」


貴「そう…なら良いや」




その後食べて。

次どうしようかな…



「次行く?」

貴「うん」



店員「合計2500円になります」

「これで」

貴「え、払うよ」

「良いの、せっかくのデートだし払わせて?」

貴「うん…分かった」

店員「ふふ、良い彼氏さんですね」


なぜか恥ずかしくて二人とも否定しなかった。


「ごめん、彼氏にみられるの嫌だったよね」

貴「別に。あそこで否定する方がおかしいから。

行こう」



「うん!」





「ごめん、少しトイレ行ってくる」

貴「分かった、待ってる」



ここでAちゃんのそばを離れたのが間違いだった。

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作者名:京北わか x他1人 | 作成日時:2018年8月10日 22時

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