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目が覚めたら保健室のベッドに寝かされていた。
「んっ…あれ」
慎太郎「Aちゃん!」
ジェシー「屋上で倒れてたから運んできたの」
「あ…そうなんだ」
北山「阿部さん。具合どう?」
「大丈夫」
北山「そう。
じゃあ俺授業戻るけど、もうちょっと大事取って寝てな?」
「うん」
北山「じゃあ手越、宜しく」
手越「はーい」
ジェシー「Aちゃん…」
あ、こいつらも見たんだろうな。
聞きたそうだし笑
「タイムラインの事でしょ。
聞きたいんでしょ」
慎太郎「…教えてくれるの?」
「その前にさ何で私の事運んでくれたの?」
慎太郎「廊下でAちゃんが屋上に居るって事知って助けなきゃって体が動いたの」
ジェシー「心配だったから。俺噂だけで判断する人凄く嫌いだから」
「そ…なんだ。
分かった。先に結論だけ言うとあれは半分本当で半分噓」
慎太郎「え…?」
「どっちが本当かって言うのはまだ言えない。
でも私多分ここを出て行くことになるから」
ジェシー「何で!?」
「屋上での事見て分かったでしょ?
噂だけで印象決める人も多いし私の場合あれが流れちゃえばこの学校、その内追い出されちゃうから。そうなる前に出て行く」
慎太郎「…そんな事させない」
「は?そんな事出来るわけ…」
慎太郎「出来るよ」
「何で言い切れんの」
慎太郎「俺Aちゃんともっと仲良くなりたいし友達になる前に転校されちゃ困る」
ジェシー「俺も。
Aちゃんの事もっと知りたいから。
絶対に追い出させない」
「ッツ…!何で…」
何でそう言う事言うの。
あぁもう…モヤモヤする。ザワザワする。
何これ。こんな事言ってくれた人初めて。
私を必要としてくれる人居たよ、お母さん。
お父さん、この人達信じてみても良いですか?
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作者名:京北わか x他1人 | 作成日時:2018年8月10日 22時