レンタル彼氏（JUMP×in）

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それにさっきから…

「はい、これチケット。」

「え、ありがとう…。」

「おれね、映画のときポップコーン食べるんだけど、買ってきてもいい？いのちゃんも一緒に食べて？」

「あ、うん、もちろん。」

「飲み物も買ってくるよ。なにがいい？」

「あ、えと…じゃ、コーラで。」

「了解。待ってて。」



すんごい優しい。

さっきもさりげなくドア開けてくれたり、提案もさりげないし…
これがジェントルマンってやつか…




「面白かったー！！」

「ね、スカッとしたよね。」

アメコミ原作の映画は、単純だけれど素直に面白くていい。
テンションも上がるし、気分が明るくなる。

「いのちゃん、この後したいことある？」

「うーん…そうだなぁ…」

「もしなかったら…ここ行ってみない？カフェの本が自由に読めるみたいで。テラス席とかでも読めるみたいなんだ。」

「へぇー…おしゃれ…こんなところあるんだ。行ってみたい！ケイト、映画とか本好きなの？」

「うん。普段から結構本読むね。いのちゃんは？」

「おれも結構読むよ〜。こないだよかったのはね…」

カフェへの道すがらいろいろと話しながら歩いていたら、



「…Excuse me? Where is the station?」

「ほあ！？」

外人さんに道を聞かれた。
どうしよう、おれ英語ぜんぜんできない…


「Oh,station? That’s over there.」

「Oh,really? I didn’t notice about it. Thank you.」

「You’re welcome. Have a nice trip!」



え…ケイト…



「えいご…ペラペラ…」

「あ、おれイギリスに留学してたからさ。だからだよ。」



え〜！なにそれ！かっこよ！！

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