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「…いのちゃん?」
ハンバーガーを食べていると、ユウリが心配したような目で覗きこんできた。
「あ…ごめん、昔のこと思い出してぼーっとしてた。」
「?大丈夫?」
「うん、大丈夫大丈夫。で、なんだっけ?」
「ねぇねぇ、これやってみない?顔交換アプリ!」
それからは今女子高生の間で流行ってるアプリで遊んで。
「うわ、ユウリベースのおれ、かわいくない!?」
「いのちゃんベースの僕やばいね!のっぺりしてる〜!!」
他愛のないやり取りで盛り上がって、本当に高校生に戻ったみたいだった。
何も考えず、ただ楽しくて。
「いのちゃん、今日はありがとう。楽しかった。」
「なんか小学生みたいな感想だなー。まぁおれもだけどね。楽しかったよ、ありがとう。」
今日ももうお別れか…ほんとに時間がたつのがあっという間だよ。
「あ、あの、いのちゃん。」
「ん?」
「あのね…最初に言ったけど、僕すごく人見知りだから、本来おもてなししなきゃいけない立場なのにいつもお客さんに気遣わせてて…この仕事あんまり向いてないなっていっつも思うんだけど…今日はすごく楽しかったし、気持ちが楽だったの。なんていうか、それって、いのちゃんの柔らかい人柄のおかげかなって。だから…今日は本当にありがとう。」
そう言ってぺこっと頭を下げるユウリ。
「そ、そんなことないよ、別におれ、何もしてないし…」
「ううん、いのちゃんのおかげ。僕、今日のこと忘れない。」
胸元に衝撃を感じたと思ったら、ユウリがギュッと抱きついてきた。
「ありがと!またね!」
最後まで可愛らしく、走り去っていくユウリ。
その可愛さに、さっき感じた胸の痛みなんて忘れてしまったのだった。
See you next date…
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慧華 - はじめまして! 伊野ちゃんを振るなんて、どんな神経してんだぁ!!←w 更新頑張ってください! 自分的には、たかいのが好きなので、楽しみです (2018年5月7日 20時) (レス) id: f7fb87f278 (このIDを非表示/違反報告)
優奈(プロフ) - 自分のペースでも大丈夫です!更新してくれてありがとうございます!←言葉おかしいですが… (2018年2月18日 19時) (レス) id: 3f4b9811b7 (このIDを非表示/違反報告)
Riona(プロフ) - 優奈さん» 遅くなってすみません<(_ _)>ありがとうございます!マイペース更新ですが、よろしくお願いします(^^) (2018年2月18日 17時) (レス) id: 2d2edf6d1a (このIDを非表示/違反報告)
優奈(プロフ) - 更新頑張って下さい! (2018年2月9日 23時) (レス) id: 3f4b9811b7 (このIDを非表示/違反報告)
Riona(プロフ) - 実姫さん» はじめまして。ありがとうございます(^^)時間があるときには覗いてみてください。更新頑張ります! (2017年12月23日 21時) (レス) id: 2d2edf6d1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Riona | 作成日時:2017年11月29日 0時