Be My Lover! ‐Season 2‐(hk × in)

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「いのちゃん、昼飯まだでしょ？おれいろいろ作ったんだよ。食べよ。」

「えっ」


光の手料理！？


キッチンスペースへ行く光にパタパタ付いて行くと、おいしそうな料理がずらりと並んでいた。


「これ全部光が作ったの！？」

「うん。久しぶりに料理したら夢中になっちゃって。最近忙しくてできなかったからさー。」

「料理が趣味ってテレビ用じゃなかったんだ…。」

「ちげぇわ！」


それからふたりで光の作ってくれた料理をテーブルに並べて、子どもみたいに元気にいただきますをした。
見た目からしてすごくきれいでおいしそうな料理だったけど、もちろん味も抜群においしくて。
光のツアーの話を聞いたり、おれのバイト先の話をしたり…会えなかった時間を埋めるようにいろんな話をして、笑って、おいしいご飯を食べて…。


とにかく幸せな時間だった。


光の手料理を堪能しておれの手土産のケーキを食べてお腹も満たされたところで、映画のDVDを見ようって話になって座り心地のいいソファに並んで座った。


光がスイッチを入れてくれて、映画が始まったとき。


光がおれの肩を抱き寄せた。


突然のことだったから、びっくりして光の顔を見ると


「…ごめん、嫌だった？」

「う、ううん。」



嫌なわけないよ。



ただ、



こんなのドキドキしちゃうじゃん。

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